近年のアウトドアブームも合間って、老若男女を問わず人気の『登山』

これから始める方や、少しブランクがある方、初心者におすすめの札幌と近郊、北海道内の登山で「絶景が楽しめる山々」をご紹介します!

ぜひ、登山に出かける際の参考にしてみてくださいね。

【難易度順】札幌&周辺・北海道の絶景が楽しめる山まとめ10選!

往復1時間半〜6時間以内で初心者におすすめの登山!難易度順でまとめてみました。

ガイドブックにある「初心者向けの山」とひと口に言っても、実際には難易度は山によっても様々。

この記事では、初心者向けの山をさらに「5段階の難易度順」でご紹介しています。

目安の所要時間や、駐車場・トイレの有無などの情報もまとめてみました!

① 円山 – 札幌市中央区
■街中から近い標高225mの山頂からは札幌の中心部が眼科に広がるダイナミックな景色が魅力!

札幌の初心者向けの山として、一番人気なのが『円山』

市内の幼稚園や小学校の登山遠足でも利用されるほどなので、気軽にチャレンジしてみて。それでも、初心者向けとは言っても、普段から運動をしていない大人は息が上がったり、キツく感じることも。

標高は高くはありませんが、中心部からも近い円山の山頂からは、札幌の街並みをダイナミックに見下ろす絶景が楽しめます!

  1. 難易度:
  2. 標高:225.0m
  3. 所要時間:登り40分 下り30分
  4. 駐車場:あり(有料) ※円山公園第2駐車場他
  5. トイレ:あり 円山公園内

きっと楽しめる円山登山、目安1時間半のお気軽ハイキングで気分もリフレッシュ!

② 三角山 – 札幌市西区
■311mの山頂は開けて眺望もバッチリ!札幌中心部が一望できるパノラマが広がります

ちょっと変化に富んだ山歩きをしたい時におすすめなのが『三角山』

円すい形の山を半周するような複数の散策路が整備されていて、そのどのコースからでも山頂を目指すことができます。

最短コースの往復1時間から、ゆっくり遠回りすれば2時間コース、隣の大倉山・奥三角山まで縦走すれば3〜4時間コースなど、その時の気分でコースを選んでみて。

初心者向けの低山ながら、本格的なトレッキング気分も味わえるとあって山に慣れたベテランにも親しまれています。

  1. 難易度:
  2. 標高:311.3m
  3. 所要時間:登り50分 下り40分
  4. 駐車場:あり(無料) ※緑ヶ丘療育園前
  5. トイレ:あり ※駐車場脇

三角山に登ろう!往復1時間の登山レポ。3つある登山口とおすすめルートまとめ、大倉山までのプチ縦走も楽しい!

③ 円山(冬) – 札幌市中央区
■冬山登山にもおすすめなのが円山!冬ならではの魅力を気軽に楽しめるのでおすすめですよ

登山は、春〜秋までの楽しみだと思っていませんか?!

札幌の低山で、気軽に冬山を楽しんでみませんか?

雪が降り積もった冬の円山は、ピンと張り詰めた澄んだ空気と静けさがあって、夏とは違った魅力に溢れているんですよ。白く染まった登山道はもちろん、山頂からの冬の景色も絶景ですね。

  1. 難易度:
  2. 標高:225.0m
  3. 所要時間:登り50分 下り40分
  4. 駐車場:あり(有料)
  5. トイレ:あり

冬の円山へ登山に出かけよう!雪が積もる時期ならではの絶景、ルート&注意点まとめ

④ 藻岩山 – 札幌市南区
■石狩平野に広がる札幌市内を一望!石狩湾や遠く十勝連峰まで見渡すことができる絶景

札幌市内の山で、登山にもっとも人気がある山が『藻岩山』ですね!

藻岩山はロープウェイや車で中腹まで行き、そこからケーブルカーに乗り継いでも頂上へ行くことができますが、自らの足で登るからこその達成感が味わえる山です。

藻岩原始林として天然記念物に指定され、豊かな自然が残る藻岩山は、木々が芽吹く春の訪れから緑の濃い夏、秋の紅葉と札幌の四季を感じられる魅力的な山です。

初心者向きと言われますが、少しブランクがある方や、初めて登るという方は結構キツく感じるのでは。

  1. 難易度:
  2. 標高:530.9m
  3. 所要時間:登り1時間30分〜 下り1時間00分〜
  4. 駐車場:あり(無料) ※登山口により
  5. トイレ:なし

今度のお休み、藻岩山へ登山・ハイキングに行こう。5つのコースと難易度、距離、所要時間まとめ

⑤ 三角山(冬) – 札幌市西区
■複数の散策路でいろいろな登山ルートが楽しめる三角山は冬も魅力的!

札幌中心部からほど近くで、冬山を楽しみたいなら『三角山』が一押し!

最短ルートの往復なら往復1時間ほどですが、たくさんの散策路が整備されている三角山なら、その時の気分や目的に応じて、色々な登山ルートを楽しむことができます。

ルートによっては急勾配の階段があったり、道幅が狭い雪道もあったり、冬はルートによっても難易度が異なります。初心者が冬山に慣れるために、少しずつ難易度をあげていきたい時に、色々なルートで三角山を登ってみるのもいいですね。慣れてきたら、大倉山や奥三角山への縦走路も魅力的です。

  1. 難易度:
  2. 標高:311m
  3. 所要時間:登り40分 下り30分
  4. 駐車場:あり(無料) ※緑ヶ丘療育園前
  5. トイレ:あり ※駐車場脇

冬の三角山に登ってみた!雪があっても初心者OK、装備は何が必要?冬山の注意点について

⑥ 八剣山(観音岩山) – 札幌市南区

まるでロッククライミングのようなスリリングな登山が楽しめる『八剣山』

同じ札幌市内南区の藻岩山よりも低く、距離も短いですが、高度感がある岩場を登ったり、ロープを伝って登る山道はやや難易度が高め。

その分、達成感と充実化に浸ることができる魅力的な山です。頂上からは360°のパノラマで札幌南部に広がる大自然を見渡すことができますよ!

麓には市内でワインを醸造する「八剣山ワイナリー」や果物狩りやジンギスカンが楽しめる「八剣山果樹園」などのスポットも。

  1. 難易度:
  2. 標高:498m
  3. 所要時間:登り60分 下り40分
  4. 駐車場:あり(無料) ※南口登山口
  5. トイレ:なし
⑦ 樽前山 – 苫小牧市
■樽前山は絶景の連続!支笏湖と周辺の国立公園が一望できるだけでなく今なお噴煙を上げる溶岩ドームは圧巻の迫力!

札幌周辺の山々でも、屈指の人気を誇る『樽前山』、一度登ってみるとその魅力の虜になってしまうはず。

標高1,000mちょっとという比較的、低山であって森林限界点を超えると高山植物のお花畑が広がり、支笏湖と周辺の国立公園の大パノラマが広がります。

今なお噴煙を上げる溶岩ドームを囲むすり鉢場の稜線には、東山(1,022m)/西山(994m)の2つのピークがあり、東山ピークへの往復で所要時間は2時間。外輪を一周したり、風不死岳への縦走路方面のコースを利用すると3〜4時間の登山になります。

初心者も安心して登れる山ながら、大満足の登山体験になること間違いなし!

  1. 難易度:
  2. 標高:1,022m
  3. 所要時間:登り1時間10分 下り50分
  4. 駐車場:あり(無料)
  5. トイレ:あり

支笏湖と噴火湾を望む、絶景の樽前山!登山ルート、所要時間はどれくらい?駐車場はある?

⑧ ニセコアンヌプリ – 倶知安町
■ニセコ連山の主峰「ニセコアンヌプリ」の頂上からは、ニセコの大自然の中に「羊蹄山」の山容が目の前に迫る第迫力のパノラマ!

いまや世界屈指のスキーリゾートとして知られるニセコエリアのニセコ連山。

その主峰『ニセコアンヌプリ』は夏山の登山を楽しむにもおすすめの名山です。

五色温泉前のニセコ野営キャンプ場から登るコースがおすすめで、往復3時間半ほど。距離がやや長く、初心者にはちょっぴりハードに感じるかもしれませんが、小股でゆっくり歩を進めれば大丈夫。

登山後には名湯「五色温泉」で登山の疲れを癒して。

  1. 難易度:
  2. 標高:1,308m
  3. 所要時間:登り2時間00分 下り1時間20分
  4. 駐車場:あり(有料) ※ニセコ五色温泉野営場
  5. トイレ:あり

ニセコアンヌプリに登ろう!初心者OK、往復3時間半の登山後には五色温泉で日帰り入浴

⑨ 黒岳 – 上川町
■見渡す限りの大自然、2000m級の山々が連なる正しく北海道の屋根。日常とは全くかけ離れた別世界が広がる

北海道の屋根とも称される2,000m級の大雪山。

そんな山に初心者でもチャレンジできるのが、ロープウェイとリフトを乗り継いで7合目まで行くことができる『黒岳』です。

頂上からは雲上のお花畑が広がり、いつかは渡ってみたい大雪山系の山々へ続く縦走路が見える圧倒な大スケールの眺望。

麓の層雲峡は秘境の温泉街の趣。ここを起点/終点として大雪山系を縦走する健脚者達が集うベース基地にもなっていて、山に疲れを癒すにも最適。

  1. 難易度:
  2. 標高:1,984m
  3. 所要時間:登り1時間45分 下り1時間15分
  4. 駐車場:あり(無料)
  5. トイレ:あり ※ロープウェイ5合目駅

大雪山系、絶景の黒岳に登る!ロープウェイ・リフトで7合目からチャレンジ!

⑩ 札幌岳 – 札幌市南区
■初心者の最後の難関!中級への登竜門でもある札幌岳。1,293mの山頂からは札幌市街を一望する絶景!

札幌周辺の登山で、初心者の卒業して中級レベルへの登竜門とも言える山が札幌岳。

豊平峡温泉近くの駐車場から登る冷水沢コースは、豊平川の源流となる沢沿いに進む登山コース。

登り始めはなだらかな林道で、40分ほど進むと林道を横切ります。そこから45分ほどで北海学園大学が管理する冷水小屋が見えてきます。ここから標高差200mの急登が始まります。山小屋から山頂までは約1時間半ほど。

山頂からは札幌の市街が一望できるほか、札幌周辺の山や羊蹄山、ニセコ連山など、道央圏の山々を見渡しことができる絶景が広がります。

  1. 難易度:
  2. 標高:1,293m
  3. 所要時間:登り3時間30分 下り2時間30分
  4. 駐車場:あり(無料)
  5. トイレ:なし

上記リストに記載の情報について

※難易度は?

ここで紹介している山は、多くのガイドブックや他のwebサイトで「初心者向け」として紹介されることが多い山々。

でも、初心者向けとひと口に言っても、実際には難易度は様々。

登山が初めての方やブランクがある方、体力に自信がない方、年に1〜2回の登山を趣味で楽しむビギナーの視点で、難易度を山のアイコンの数で5段階に表しています。『』の数が多いほど、難易度は高めですが、どれも初心者でも登ることができる山なので安心して。

※所要時間は?

所要時間は、初心者や初めて登山にチャレンジする方でも無理がないペースでの目安時間で、ガイドブックや他のwebサイトよりも余裕がある時間になっています。

もちろん、これより遅くても大丈夫ですが、その場合は暗くなる前に下山できるように時間に余裕をもって計画を立ててくださいね。