札幌市の南西部、標高531mの藻岩山。

市内どこからでも見えるその姿は、春から夏には緑で生い茂り、秋には紅葉で色づき、冬は雪化粧となる札幌の四季を映すような存在です。藻岩原生林、天然記念物に囲まれる自然豊かな山で、さまざまな野鳥や動物たちとも出会うことができるスポットです。

山頂からの景色は石狩平野に広がる札幌市内を一望できる他、石狩湾や遠く十勝岳連邦まで望める大パノラマが広がります。

藻岩山登山には5つのコースが整備されています。いずれも標高差は少ない2.4kmから4.5kmの道のりなので、小さな子供や年配の方まで広く市民に親しまれる山です。

軽装でも登ることが出来ますので観光客や海外の方も多いようで、春から秋にかけては沢山の登山客でにぎわう人気のハイキングスポットでもあります。最近は山ガール、女性の姿も多いですね!

今度のお休み、自然を感じながら気持ちの良いハイキングに出かけてみませんか?

気軽に登れる、市民から愛される札幌の山。

藻岩山の登山。服装、持ち物は?

服装は軽装でも登ることができる山ですが、登山にふさわしい動きやすいものを選んでくださいね。

靴は登山ブーツがあればべストですが、スニーカーでも大丈夫。小学生の遠足でも登る山ですので、動きやすい運動靴でも十分です。ただ、土で汚れやすかったり小石が靴に入ることもあるので、ハイカットのものや足にしっかりフィットするものが良いようです。

日差しが強い日や、木からの落下物があるといけないので帽子もあるといいですね。

汗をかいても不快にならない吸水性、通気性の良い下着や上着だと快適に登山を楽しむことが出来ます。万が一の時に、コンパクトに折りたためる上着を1着リュックに入れておくといいでしょう。

  • リュック
  • 水筒
  • 軽食
  • タオル
  • 携帯電話
  • コンパクトに折りたためる上着

藻岩山の5つの登山コース

藻岩山の登山コースは5つのコースが整備されていて、コースによって難易度も異なります。

最も短い「北の沢コース」は2.4kmの行程、スタート地点の標高が250mなので頂上531mまでの標高差も少ない緩やかなハイキングコース。最も長いコースの「小林峠コース」でも4.5kmほどです。

いずれも難易度の高いコースではありませんが、お子さんを連れての山登りや、体力に応じてコースを選んでみてくださいね。

慈啓会病院前コース

  • 道のり:約2.9km
  • 所要時間(往復目安):2時間30分
  • 難易度:☆

藻岩山の登山で最もポピュラーなコースがこの「慈啓会病院前コース」です。

小学校の遠足でも利用されるコース(最近の小学校では登山遠足を実施していないそうですが)なので、難易度も高くなく、はじめての藻岩山登山には最もおすすめです。

登山口にはルートが示された案内板があり、トイレや水飲み場も整備されています。いちばん登山客が多いコースなので登山道もしっかり整備されていますよ。

このコースは33箇所の観音像が置かれています。入り口から1.8kmで他のコースとの合流点である“馬の背”に到着。そこから1.1kmで山頂に到着します。

旭山記念公園コース

  • 道のり:約4.0km
  • 所要時間(往復目安):2時間50分
  • 難易度:☆☆

旭山記念公園から藻岩山山頂を目指すコース。公園内には広い駐車場があって、登山口はそのすぐ脇にあります。公園内にはトイレも整備されていますよ。

アップダウンがやや多いですが、登山道では途中、札幌市内中心部を望む絶景が楽しめます。

登山口から1.5kmほどで小林峠コースと合流する“T6分岐”があり、そこから500mで慈啓会病院前コースと北の沢コースと合流する”馬の背”に到着します。そこから山頂までは1.1kmの道のりです。

もいわ山スキー場コース

  • 道のり:約2.5km
  • 所要時間(往復目安):3時間20分
  • 難易度:☆☆☆☆

もいわ山スキー場の駐車場から少し下った登山口から登るコース。他のコースとの合流点や分岐点はなく、山頂まで1本道をいっきに登る2.5kmの道のりです。

森林の中を登り、“もいわ山スキー場”のゲレンデ脇を通り、スキー上級者向けの“兎平コース”を見ることができます。視界がひらけてくると、そこは”もいわ山ロープウェイ”の中腹駅。山頂まではもう少しです。中腹駅と山頂をつなぐケーブルカーの“もーりすカー”脇の散策路を登り15分で山頂に到着。

スキー場の急勾配に合わせてを登る階段状の傾斜があり、比較的距離は短いのですが5つのコースの中では一番キツイとも言われています。

小林峠コース

  • 道のり:約4.5km
  • 所要時間(往復目安):4時間20分
  • 難易度:☆☆☆

もっとも距離が長いのがこの小林峠コース。登山口から2.9kmで旭山記念公園コースと合流する“T6分岐”があり、そこから500mで慈啓会病院前コースと北の沢コースと合流する”馬の背”に到着、山頂まではそこから1.1kmほど。

西区と南区をつなぐ小林峠にある登山口には看板も立っていますので、迷わずにすぐにわかるはず。

秋には紅葉が楽しめる人気のコースですね。

北の沢コース

  • 道のり:約2.4km
  • 所要時間(往復目安):2時間30分
  • 難易度:☆☆

5コース中で最も距離が短いのがこちらのコース。登山口から1.3kmで慈啓会病院前コースと北の沢コースと合流する”馬の背”、そこから山頂まで1.1kmほど。

道はやや狭いが比較的歩きやすく、山道らしい登山道を登るコースです。登山口付近に駐車場はありませんので、バスを利用して登山口に向かいます。最寄りのバス停は「北の沢会館前」。そこから徒歩15分で登山口に到着します。