北海道・札幌の生活に欠かすことができない暖房。

みんなはいつ頃から使い始めて、いつまで使っているのか気になりますよね?

冬でも半袖・短パンで過ごせる、なんて言われる冬の北海道のストーブ事情ですが、冬の暖房費もバカにならないですよね。節約志向で、少し低めの温度設定にしているお家も多いのではないでしょうか?

北国・北海道の暖房事情、いつからいつまで使うの?

まだ早い?まだ使ってるの?気になる周りのストーブ事情

北海道の冬には欠かせないストーブ。

札幌では10月の下旬には初雪を迎え、12月の初旬頃には根雪になり、3月下旬までの4ヶ月間は雪に覆われます。

でもストーブはもっと長い期間使ってるような?みなさん、いつからいつまで、ストーブを使っているのでしょうか?

平均気温が10℃がを下回る頃が目安、地域差や住宅性能による差も。

札幌・近郊では10月下旬から4月下旬が定説

札幌やその近隣では、ストーブの使用は、

  • 10月下旬〜4月下旬・5月上旬

くらいまで使っている方が多いではないでしょうか?

札幌の10月といえば日に日に気温が下がって寒くなる時期。

上旬ではまだ最高気温が20℃を超える日もありますが、平均気温は15℃くらいです。

中旬には最低気温が10℃を下回り、下旬には平均気温も10℃を下回ります。以降、寒い日が続き、再び平均気温が10℃を超えるのは4月末から5月上旬頃です。

地域差もありますが、平均気温が10℃を下回る頃から再び10℃を超えるまでの期間がストーブを利用する期間と一致するようですね。

旭川、釧路、函館…北海道内でも地域差あり

広い北海道内では、地域によってもストーブを利用する期間も様々です。

北海道の主要な街の平均気温が10℃を下回る期間は以下の通りです。これは、ストーブを利用する期間と感覚的にも一致しますね。

  • 札幌:10月下旬〜4月下旬
  • 旭川:10月中旬〜5月上旬
  • 釧路:10月中旬〜6月上旬
  • 函館:11月中旬〜4月下旬

『旭川』はだいたいゴールデンウィーク位までストーブを利用する方が多いですね。

夏場も気温が低めの『釧路』では6月上旬まではストーブが欠かせないようです。

比較的暖かいイメージもある『函館』ではストーブを使い始めるのはやや遅めですが、使い終わるのは札幌とあまり変わらないようです。

住宅性能による違い、戸建と集合住宅(マンション)の違いも

ストーブを利用する期間は、住宅性能や住宅形態によっても大きく違うようです。

近年の戸建住宅は高気密・高断熱のお家が多く、こういった住宅では築年数が古い住宅よりも圧倒的に暖かいので、ストーブを利用する期間も短くなりますね。

集合住宅では、木造アパートは寒く感じることが多い一方、鉄筋コンクリート造のマンションは高気密で暖かいお家が多いようです。

マンションでは角部屋よりも、四方が囲まれているお部屋だとさらに暖かいですね。これは周りの住宅も同時に暖房をしていたり、周りのお家が断熱の役割をするためです。

冬の暖房費、ひと月に2万円超!節約志向も

外は寒くても家の中はポカポカ、冬でも半袖で過ごしてアイスを食べる!?

北海道の冬といえば、家の外は氷点下の極寒でもお家の中はポカポカ、室内ではTシャツ・短パンで過ごしてアイスを食べる、ということが言われたりしますが…

実際のところ…半分は本当、半分はウソ、ですよね?!

実家では確かにそうだったけど、一人暮らしをするようになってからは「節約」してそんなに暖房を使っていない、という方も多いのではないでしょうか?

「単身世帯」VS「子供がいる世帯」暖房の使い方に違いも

冬の暖房費もバカにならない北海道。

単身世帯や若い世代の節約志向はなかなかのものです。

寒さを我慢して家の中でもダウンのベストを着ている、なんて方も実は結構いますよね?若いカップル世帯でも、少し厚着をして暖房費の節約を心がけている方が多いようです。

一方、小さなお子さんやご年配の方がいる世帯では、子供や家族が寒い思いをしたり、体調を崩したりしないようにしっかり暖房を点けているお家も多いですね。

こういった家庭では、日中でも在宅していることが多いので、ほぼ24時間ストーブを点けっぱなし状態。

ひと月の暖房費は2万円を超える、なんていうのはザラです。

上手に適切な温度で部屋を暖めよう

冬の室温が日本一高い北海道

実は、「冬の部屋の温度が日本一高いのは北海道」という調査結果があるのは知っていましたか?

その温度は何と21.55℃!

全国平均の18.93℃と比較するとおよそ2.6℃も高いんですね。

この温度は札幌市の7月の平均気温20.5℃よりも高く、8月の平均気温22.3℃とほとんど変わりません。

中には25℃位まで室温をあげる方もいますよね?!

夏は「暑い暑い」という割に、冬には同じくらいの温度かそれ以上まで室温を上げてしまう道民。ちょっと不思議ですね。

冬の設定温度は20℃が推奨、湿度にも注意!

あなたは冬の室温、何度に設定していますか?

札幌市では健康で快適に暮らす室内環境として、冬場の室内温度は20℃を推奨しています。

でも、20℃だとちょっと肌寒く感じることがあるのも確か。

これには「湿度」が影響しています。

雪が降る北海道では冬は乾燥しがち。高気密住宅で暖房をつけると尚更ですね。札幌市の調査によると、市内の住宅の夏季の湿度は31~75%、冬季は19~53%と冬の湿度が低い傾向が表れています。

夏の気温と同じくらいまで室温を上げても肌寒く感じるのは、「湿度」が低いことも関係しています。

冬場でも望ましい湿度は40~60%

暖房と一緒に加湿器を併用することで、暖房の設定温度をいつもよりちょっと低めに設定することができるかもしれませんね。

また、冬でも湿度を保つことは喉を痛めたり、風邪をひいたりすることの予防にもつながります。

暖気は天井に!循環させて暖房効率アップ!

暖かい空気は上に、冷たい空気は下にたまる性質があります。

ずっと暖房を点けていても、「寒いな」「暖まらないな」と感じる時には、暖気が天井にたまっているかも。

そんな時は、サーキュレーターを使って部屋の空気を攪拌させることで、ムラなく温めることができて、暖房の効率アップに繋がるかも。

サーキュレーターは扇風機のように羽が回転して風を送る家電。扇風機と違うのは、直進性の風が出るので、天井に向けて風を送ると風が天井、壁つたいに空気をうまく循環させてくれること。

もし持っていなければ、リーズナブルなものも多いので、持っておくといいですね。

上手に室温、湿度設定をして、快適な冬を過ごしましょう!