北海道には大小あわせて321水系、2,025もの河川があります。

その総延長は15,400km以上にもなり、これは日本列島を一周するのとほぼ等しい距離になるというから驚きですね!

ここでは、北海道の川の長さと流域面積、それぞれの川の特徴などについてまとめてみました。

北海道の川の長さランキング!延長と流域面積のベスト5はどこ?

河川の延長&流域面積まとめてみました!

北海道の河川の延長が長い順に、ベスト5をランキングしてみました!

また流域面積と源流となる場所、流域についても表にまとめています。

延長流域面積源流流域
① 石狩川 268km 14,330km大雪山系・石狩岳石狩、空知、上川の46市町村
② 天塩川 256km 5,590km北見山地・天塩岳上川、留萌、宗谷の12市町村
③ 十勝川 156km 9,010km大雪山系・十勝岳十勝の17市町村
④ 釧路川 154km 2,510km屈斜路湖釧路の5市町村
⑤ 尻別川 126km 1,640kmフレ岳後志、胆振の9市町村

ーーいかがですか?道民には馴染み深い川ばかりですね。

いずれも北海道を代表する大きな河川で一級河川(一級水系)に指定されています。

河川の延長と流域面積ってなに?

河川の規模を表すのによく用いられるのが「延長」と「流域面積」です。

「延長」とは河川の長さを表すもので、水源から河口までの流路(川の水が流れるところ)の中心の長さのこと。

一方、「流域面積」とは河川が降った雨(雪)を集めることができる範囲のことで、一般的には山の尾根(稜線)が分水嶺となり、尾根の頂点を結び囲まれた面積がこれに当たります。

『石狩川』- 北海道を代表する日本屈指の大河
■旭川市にある景勝地、神居古潭を流れる石狩川

北海道で最大の河川は、大雪山系・石狩岳を源流とする『石狩川』です。

延長は北海道で第1位、さらに流域面積でも第1位で、名実ともに北海道を代表する大河といえます。

全国でみても、その長さは信濃川(367km)、利根川(322km)に次いで大3位、流域面積においては利根川(16,840km2)に次いで第2位で、日本三大河川のひとつにも数えられています。

石狩川はたくさんの支流を持ち、札幌市民には特に馴染み深い「豊平川」もそのひとつで、札幌市東区の北東部、江別市との境界で石狩川と合流しています。

また、「千歳川」「夕張川」「空知川」「忠別川」も石狩川の支流で、その流域がいかに広いかがわかります。

流域面積は北海道の6分の1を占め、北海道の人口の2分の1がこの流域に集中しています。

『天塩川』 – 河畔林が美しい日本最北の大河
■自然が美しい天塩川のほとり

その水源を北見山地・天塩岳に発する『天塩川』は日本最北の大河として知られ、長さは北海道で第2位、全国でも石狩川に次いで第4位です。

一方で、流域面積は北海道で第3位、全国では第10位で、これほど長流河川にもかかわらず流域面積がそれほど広くないのは大きな支流が少ないため。

名寄盆地で「剣淵川」や「名寄川」と合流しながら北へ流れ、天塩平野から日本海に注ぎます。

蛇行が激しい下流部には河川改修により取り残された旧川が三日月湖として数多く残されています。

自然のままの美しい川岸が多く残り豊かな河畔林が育まれているこの川は、天然記念物のオジロワシやオオヒシクイ等の渡り鳥の姿が見られたり、幻の魚と呼ばれるイトウの聖地としても知られています。

『十勝川』 – 十勝平野の畑作を支える道東の大河
■秋になると鮭の遡上を見ることができる十勝川の千代田えん堤

北海道の河川で第3位の長さでを誇るのが『十勝川』です。

その流域面積は広く北海道で第2位で、大雪山系・十勝岳に水源を発し、西の日高山脈、東の阿寒からも支流を集めながら十勝平野に流れこみます。

それゆえ流域面積は天塩川を上回る北海道第2位で、この豊富な水資源が日本最大の畑作地帯である十勝平野を支えています。

かつて河口が乳房のように2つに分かれていたことからアイヌ語の“乳”を意味する“トカプチ”が川の名の由来とされ、これがそのまま十勝の地名にもなっています。

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