札幌の周辺には、冬でも気軽に登れる山がたくさんあります。
夏や秋の登山によく出かけるという方でも、冬の登山を楽しんでいる方は意外と少ないですね。
円山や三角山なら、冬が初めての方でも簡単な装備で登ることができるので、とってもおすすめなんですよ!
札幌・円山&三角山で冬の登山をはじめてみませんか?
澄んだ空気と静けさに包まれる冬山の魅力とは?
爽やかな夏や紅葉がきれいな秋の登山も楽しいですが、冬には冬ならではの魅力があります。
札幌には気軽に冬の登山が楽しめる山も多く、「円山」や「三角山」は初めての方や不慣れな方でも、簡単な装備があるだけで登ることができるのでおすすめ!
よく晴れた日の冬山は、澄んだ青空と一面の雪景色が思わず息を呑むほど美しく、雪を踏みしめる音だけが響く静けさも、冬にしか味わえない楽しみのひとつです。
ぜひ、札幌の山で冬の登山を初めてみませんか?
円山 / 札幌市中央区
札幌市民にとって、もっとも馴染みがある山といえば「円山」ですね!春〜秋には大勢の登山客が訪れ、市内の幼稚園や小学校の登山遠足でも登られている人気の山です。
冬でも登山に訪れる方が多い山で、登山道は踏みしめられていて一本道なのでルートに迷うことはありませんので初心者でも安心!
車で行く場合は、円山公園第二駐車場は冬期閉鎖されていますので、動物園西門にある第一駐車場を利用しましょう。
冬の円山の登山ルート、所要時間は?
円山には「八十八ヶ所コース」と「動物園コース」の2つの登山ルートがあって、どちらのコースも冬でも利用が可能です。
おすすめはお地蔵さんがたくさんある八十八ヶ所コースで登り40分ほど。下りは八十八ヶ所コースで30分ですが、動物園コースで下る方も多く、この場合は40分ほどです。
- 難易度:
- 標高:225.0m
- 所要時間:登り40分 下り30分
- 駐車場:あり(有料) ※円山公園第1駐車場(普通車:700円)
- トイレ:なし
三角山 / 札幌市西区
円すい型がきれいな「三角山」も、冬の登山におすすめの山。
札幌の街並みを広く俯瞰できる山頂の冬の景色は格別です。
坂やルートに、“一の坂”から“九の坂”までの番号や、“二人静の散歩道”や“哲学の道”などの愛称がつけられているのもこの山の特徴で、登りと下りでルートを変えたり、その日の気分によって遠回りしてみるなど、楽しみ方がたくさんあります。
冬の三角山の登山ルート、所要時間は?
三角山には2ヶ所の登山口と複数のルートがありますが、もっとも一般的なのは駐車場やトイレもある緑ヶ丘療育園前の“山の手入口”からのルートです。
最短ルートなら登り40分、下り30分ほど。もし、少し遠回りするなら“二人静の散歩道”を経由するルートがおすすめ!
ただし、“哲学の道”を経由するルートは“三倉の大下り”と呼ばれる急登がありますので、はじめての場合は冬は避けたほうが無難です。
登山口にあるルート案内板を確認して登りましょう!
- 難易度:
- 標高:311m
- 所要時間:登り40分 下り30分
- 駐車場:あり(無料) ※緑ヶ丘療育園前
- トイレ:あり ※駐車場脇
冬の登山に必要な装備とは?
はじめての冬山登山には、なにかと装備に不安もありますね。
今回ご紹介した円山や三角山ならはじめての方でも安心して登ることができますが、それでもちょっとした装備があると快適に登山を楽しむことができます。
まずは防寒具について。防水性と風を通さないアウターに、保温性の高い服を重ね着するのがおすすめです。また、冬でも登山中は汗をかきますので、速乾性の肌着を身につけ、汗冷えしないようにしましょう。
足元は、ハイカットのスノーブーツがおすすめ!ただし、踏みしめられた雪の登山道は滑りやすいので、4〜6爪くらいの軽アイゼンはあった方が断然快適に登ることができますし、なにより安全です。安価なものもあるので、ぜひ用意してくださいね。
その他の小物類については、手袋・帽子は必須!耳や首元、手首など風や寒さから守れるものがあると良いでしょう。靴下は厚手のものを用意してくださいね。
ちなみに、夏山では必須の「熊よけ鈴」ですが、熊は冬眠中ですので不要ですね(笑)
トレッキングポールは特別必要ではありませんが、三角山などでは登山口に置かれている場合もあり、もし不安な場合にはお借りすると良いかも。
あとは、天気予報をよくみて、晴れた日を選んで、冬山登山に出かけましょう!