国際的な大会も多く開催される「大倉山ジャンプ競技場」

スキージャンプのファンならその名を知らない方はいませんね。大倉山展望台から見える絶景も人気の観光スポットです。しかし、大倉山ジャンプ競技場の魅力はそれだけではありません。

札幌オリンピックミュージアムでは、札幌オリンピックの歴史を学びながら、ウィンタースポーツを体験ブースで体感することが可能。ミュージアムショップでは、お土産を買ったりカフェではスイーツを食べたり、さまざまな楽しみ方ができます。

この記事では、ジャンプ台の歴史もふくめて、魅力ある大倉山ジャンプ競技場の見所をご紹介します!

札幌オリンピックの歴史を伝える「大倉山ジャンプ競技場」

リフトに乗って展望台へ!ジャンプ台の高さを体感。体験型の楽しいミュージアムも!

大倉山ジャンプ競技場は、かつて大倉山シャンツェと呼ばれていました。シャンツェとはドイツ語で「ジャンプ台」のことです。札幌の文化遺産「さっぽろ・ふるさと文化百選」にも選ばれています。

札幌市中央区宮の森1274
  1. 営業時間 :  
    大倉山展望台
    [夏期] 8:30 - 21:00
    [冬期] 9:00~17:00
    (※リフト券売は営業終了30分前まで)
     
    札幌オリンピックミュージアム
    [夏期] 9:00 - 18:00
    [冬期] 9:30 - 17:30
     
    札幌オリンピックミュージアム3階 ミュージアムショップ
    [夏期] 8:30 - 20:30
    [冬期] 9:00 - 16:30
  2. 住所 : 札幌市中央区宮の森1274
  3. 駐車場:あり(無料)
札幌のウィンタースポーツの歴史と発展

このジャンプ台は秩父宮雍仁親王の助言をもとに、大倉喜七郎男爵がノルウェーから専門家を招いて、私財を投じ1931年に建設しました。札幌のウィンタースポーツの発展に大きな貢献を果たしたその功績をたたえて、ジャンプ台は「大倉シャンツェ」と命名されました。その後「山」自体が「大倉山」と名付けられ、「大倉山ジャンプ競技場」と呼ばれるようになったのです。

リフトから感じるジャンプ台の勾配

大倉山のジャンプ台の高さは133,6mです。札幌テレビ塔の高さが147,2mなので、比較してもどれだけ高いのかわかりますね。リフトに乗りながらジャンプ台を眺めると高さだけではなく、激しい勾配の迫力に圧倒。スキージャンプの選手は、これだけの高さから飛翔することに改めて感動します。

1972年の札幌オリンピックではスキージャンプ開催の場として、広くその名が知られた大倉山ジャンプ競技場。ジャンプ台の頂上から遠く札幌市を見渡すと、まさに札幌オリンピックのレガシーがふるさとを見守っているように感じます。

ウィンタースポーツを体感できる札幌オリンピックミュージアム

札幌オリンピックミュージアムは、ジャンプ台の麓にあります。入口から螺旋型の階段を降りていくと、ミュージアムの入口につきますが、途中にもスキーやスケートの歴史を感じることのできる展示品がたくさん。

ケースの中には、下駄のスケートや木製のスキー板、竹製のストックなどが並べられています。これらは昭和5年~10年くらいに使用されていたもので、当時の時代が忍ばれる貴重な品。昔から北海道でウィンタースポーツが親しまれていたことがよくわかりますね。

体験型ブースで迫力のウィンタースポーツ体験

ミュージアムには、オリンピック・パラリンピックの歴史や成り立ちを、ヴィジュアルととも振り返ることのできる展示が多数あり、オリンピック精神を学ぶことができます。パノラマシアターの映像と音楽は、まるで映画を見ているような迫力と感動。

体験型のミュージアムには、モニターを見ながらジャンプ体験を味わえたり、トレーニングを行ったり、実際に体を使って楽しめる体験ブースが多数あり、家族や友人たちと行けば盛り上がること間違いなしです。

なんとボブスレーの滑走を体感できるブースも!爽快な滑走感は、まるで自分が本当に選手になってオリンピック競技に参加したような気分になれます。ほかにもクロスカントリースキーレースや、スピードスケート体験などもあり、ウィンタースポーツを大いに満喫できますよ。

こちらはミュージアム入口付近にあるサロンに展示されていたアスリート飯です。アスリートたちが食べるバランスの良い献立の食事はとても参考になりますね。

ミュージアムショップやカフェも楽しみがいっぱい!

施設の1つの「札幌オリンピックミュージアム・アネックス」には、二階にフレンチレストラン「ヌーベルプース大倉山」があり、道産食材を使用した本格的なフランス料理を味わうことができます。また、一階にある「カフェルポ」では、レストランのシェフが作ったスイーツが販売されています。その名も可愛い「なまらバスク」は、コーヒーと一緒に食べると絶品!

こちらはミュージアムショップです。オリジナルのユニークなグッズが多数販売されていて思わず目移りしますよ。

オリンピックの歴史を感じながらウィンタースポーツを体感しよう!

大倉山展望台から見る景色は日中だけではなく夜間も素晴らしく、「日本新三大夜景」の1つである札幌の神秘的な夜景の美しさを堪能できます。

札幌オリンピックの歴史を学びながら、ウィンタースポーツ体験も可能。観光地としてさまざまに楽しむことのできる大倉山ジャンプ競技場は、まさに札幌のおすすめ観光スポットです。

ぜひ、家族や仲間たちと遊びに行って、その楽しさを味わってみてくださいね。