広い北海道でもとりわけ長距離の移動となる札幌ー釧路間は、観光はもちろんビジネスや帰省でもよく利用される区間ですね。

その移動手段には、JRはもちろんバスや飛行機など様々な方法があります。

それぞれの交通手段の所要時間と費用についてまとめてみました!

札幌⇄釧路、交通機関は何を利用するのがおすすめ?

JR・バス・飛行機の所要時間と料金、比べてみました!

■ 道東の政治経済の中心都市・釧路市

札幌ー釧路間の移動は300kmを超える長距離ですが、観光旅行やビジネス、帰省などで行き来する方も多いですね。

この区間の移動には、JR・バス・飛行機の交通機関を利用する方法がありますが、それぞれには所要時間や費用はもちろん、目的地へのアクセスのしやすさや定時性など、選ぶ基準はケースバイケースです。

それぞれの交通手段の所要時間と大人1人の片道普通運賃について、下の表にまとめてみました。

所要時間料金備考
JR札幌駅⇄釧路駅4時間01〜30分9,460円特急おおぞら、普通車自由席料金
高速バス
札幌駅前⇄釧路駅前5時間05〜10分5,880円スターライト釧路号、大人通常料金
札幌駅前⇄釧路駅前5時間05〜14分5,800円釧路特急ニュースター号、大人通常料金
飛行機丘珠空港⇄釧路空港45〜50分22,500円JAL大人普通運賃
新千歳空港⇄釧路空港45〜50分20,400円ANA大人普通運賃

※2022年2月現在

速さで選ぶなら「飛行機」が圧倒的!
■ 長距離移動の札幌から釧路も「飛行機」ならあっという間です!

300kmも離れた札幌と釧路ですが、飛行機での移動ならあっという間です。

「釧路空港(たんちょう釧路空港)」と札幌市内にある「丘珠空港」とはJALから1日4往復が就航されていて、40〜50分で結んでいます。また、全国の都市と空路を持つ北海道玄関口の「新千歳空港」とはANAで1日3往復が就航されていて、同じく所要時間は40〜50分です。

JRやバスだと、どんなに早くても4時間以上かかることを考えると圧倒的に速いですね!

ただし、郊外にある空港へのアクセスや空港から最終目的地までの移動時間、空港での待ち時間などを考えると、予想以上に時間がかかってしまうこともありますので注意が必要です。

安さで選ぶなら「バス」の一択!
■ とにかく最安で行きたいなら「高速バス」の一択!

多少時間がかかっても、とにかく安く済ませたいなら都市間高速バスの一択です。

札幌と釧路との高速バスは、現在、北海道中央バス/くしろバス/阿寒バスが共同運行する「スターライト釧路号」と北海道バスの「釧路特急ニュースター号」の2つが運行されています。

どちらも所要時間や料金に大きな違いはありませんが、途中停車するバス停などに違いがありますので、最終目的地に応じて選ぶのも良いですね。

ただしバスの場合、到着時間は工事や渋滞などによる道路状況や天候によって大幅に遅延する場合もありますので、時間に余裕を持って選ぶのがおすすめです。

時間に正確で悪天候にも強い「JR」
■ 札幌-釧路を運行する「JR特急おおぞら」のキハ261系車両は携帯電話充電コーナーなど車内設備も充実!

JRのメリットといえば、やはりその定時性の安心感です。

交通状況に大きく左右されるバスや悪天候時には欠航の不安がある飛行機に比べ、JRは比較的そのような影響を受けにくいので、確実に目的地まで到着したい時にはいちばんの選択肢になります。

運行本数も多く、朝早くから夜遅くまであるので、時間の都合に合わせやすいのも便利です。

グループの際にも列車内で食事やおしゃべりをしながら移動できるのは、他の交通機関にはない楽しみのひとつです。

早割に往復割!おトクなチケットで行くのがおすすめ!

JR・バス・飛行機のいずれの場合でも、割引価格になるおトクなチケットを購入して行くのがおすすめです。

JRの場合、インターネット限定で乗車日の1ヶ月前〜13日前まで申し込みで50%の割引にる“お先にトクだ値”や、前日までの申し込みで最大40%の割引になる“えきねっとトクだ値”などがあります。

バスの場合は、スターライト釧路号だと“往復割引”や“回数券”、釧路特急ニュースター号だと“ネット割”などを利用することができます。

また飛行機では、JALの“先得”や“ウルトラ先得”だったり、ANAの“スーパーバリュー”を利用することで、タイミングによってはバスの正規運賃並みまで運賃を下げることも可能ですよ!