市民にとってもいちばん馴染み深い豊平川花火大会。札幌の夏の風物詩として親しまれていますね。

会場の河川敷には多くの人で賑わい、頭上で爆音とともに咲き誇る花火は迫力満点!でも人が多くてなかなか見に行けない、という方もいますね。豊平川の花火の楽しみ方は人それぞれ。いろん場所やシーンで楽しむことだってできますよ。

花火を見るおすすめ&穴場スポットをまとめてみました!

2019年の豊平川花火大会は7月6日!打ち上げ時間、花火が観れるおすすめ&穴場スポットまとめてみました!

札幌の夜空に大輪の花火!市民にいちばん親しまれている花火大会

札幌の夜空に4,000発もの花火が舞い上がる道新・UHB花火大会。

2019年の今年は7月6日の開催です。

真駒内公園の野外スタジアムでも真駒内花火大会が開催され人気ですが、札幌の花火大会といえば豊平川花火大会をまっ先に思い浮かべること方が多い、市民にとってもいちばん馴染み深く、長く多くの人に親しまれている夏の風物詩ですね。

今年の花火大会の概要、花火を見るおすすめ&穴場スポットをご紹介します!

イベント概要
道新・UHB花火大会
  1. 開催時期 : 2019/07/26
  2. 開催時間 : 19:40 - 20:30
  3. 開催場所 : 豊平川河川敷 南大橋
  4. 料金 : 無料
  5. その他 : 荒天の場合は8月2日(金)に延期
豊平川河川敷 南大橋

花火が観れるおすすめスポット3選

豊平川河川敷 – メイン会場はここ!

■豊平川の花火大会を見るなら河川敷左岸(西側)が王道。圧倒的な迫力と視界いっぱいに広がる花火を見ることができますよ!

豊平川の河川敷で開催される道新・UHB花火大会。メインの観覧場所は南大橋〜幌平橋の左岸側(西側)の河川敷で、ここで観るのが王道!正面から打ち上げられる花火が頭上で爆音とともに大きく開く、圧倒的な迫力と感動を味わえること間違いなし!

ベストポジションを確保したいなら、打ち上げの1〜2時間前には場所取りをしてスタンバイしておくといいですね。

花火大会当日はたくさんの人出がありますので、地下鉄と徒歩で行くのが無難。南北線の中島公園駅か幌平橋駅、中の島駅が最寄り。

旭山記念公園 – 目線の高さで打ち上がる花火!

夜景のスポットとして人気の旭山記念公園は、花火を観るにもおすすめのスポット!

ここは花火が打ち上げられる河川敷からもほぼ正面にあるので、いくつもの花火が連続して打ち上げられるワイドスターマインも大パノラマで観ることができますよ!

旭山記念公園は小高い山の上。公園自体も階段状の斜面が広くありますので、多くの人がいても視界を遮られることは少ないようです。

ここも人気スポットになっていますので、公園内の駐車場は混雑しますし、駐車スペースも限られていますので注意しましょう。路上駐車は厳禁!近隣は住宅街にもなっていますので注意しましょう。

ホテルやレストランで優雅に愉しむ!

打ち上げ会場はすすきのエリア、中島公園エリアに隣接する豊平川の河川敷。ゆえに、近隣にはホテルやレストランも多いエリアになっています。

ホテルマイステイズプレミア札幌パークなら20〜24階のハイフロアのスーペリアツインなら遮るものがないリバービューなので特等席で花火が見れますね!ホテルライフォート札幌からも見えるようです。

予約をする際には眺望のリクエストと確認をしておいた方がベター。高層階のリバービューの予約が取れればばバッチリですね。

対岸のプレミアホテル-TSUBAKI-にも、リバービュー確約のプランがありますし、ホテル内のレストラン「イルサーリチェ」は豊平川に向かって大きく窓が開けたワイン&ダイニングバー。美味しい食事といっしょに花火を見るならおすすめ!

穴場スポットを狙うならここ!

中島公園 – 穴場というにはちょっと有名すぎるかも?

豊平川の河川敷からもほど近い中島公園からも花火を見ることができますよ!

穴場というには有名なスポットなので、比較的多くの人で賑わうスポットですが、河川敷の大混雑に比べるとゆっくり見ることができますよ。

公園内には木々が多く生い茂る場所もありますので、どこからでも見えるわけではありませんが、おすすめは豊平館の正面あたり。歴史的建造物の脇に上がる花火はノスタルジックで趣がありますね。

公園内には他にも、コンサートホールKitara近くの札幌市天文台がある高台からの花火も人気。恋人同士のカップルには菖蒲池のボートから花火を見るのもおすすめです。二人っきりの時間を楽しめますね。

藻岩山 – 日本3大夜景の中に咲く豊平川の花火

今や日本3大夜景のひとつに数えられる藻岩山からの札幌の夜景。

普段から観光客にも人気のスポットですが、もちろん花火を見ることができます。

距離と高さがありますのでちょっと小さめの花火になりますが、札幌の夜景に中に咲く花火を見るのもオツですね!頂上の展望台へは中腹駅からモーリスカーというケーブルカーで行くことができます。中腹駅までは有料の観光道路で車で行くか、ロープウェイを利用しましょう。中腹駅の駐車場が満車になった際には観光道路が閉鎖されますので、登っても駐車できない!ということはありませんので安心ですね。

展望台には「THE JEWELS」という展望レストランがあり、こちらもおすすめ。ただし、普段からかなり人気のレストランなので、花火大会当日の利用はかなり早めの予約が必要になりそうです。

幌見峠展望駐車場 – 夜景の名所の展望駐車場

幌見峠の展望台も札幌夜景の名所。

ここは車内から札幌の夜景を一望できる有料駐車場で、観光客・カップルにも人気ですね。

豊平川の花火大会も方角的にバッチリ見ることができるので、花火大会の日にも人気のスポットですが、入場できる台数が限られているので混雑することなくゆっくり花火鑑賞ができますね。もちろん、ちょっと早めに到着することが必要ですが、車内で過ごすことができるので待ち時間も苦になりませんね。

車外に出て花火が見たいなら、蚊など虫も多い場所なので虫除けスプレーなど忘れずに持って行きましょう!

他にも高いところならどこからでも見れる!?

豊平川花火大会は札幌の中心部で行われる花火大会なので、ちょっと高い場所からなら意外とどこからでも見ることができます。

すすきのにあるノルベサの観覧車「nORIA(ノリア)」や、JRタワーの展望台「T38(タワー・スリーエイト)」、「さっぽろテレビ塔」でも見ることができます。

ちょっと変わったところだと、ノルベサやラフィラの屋上にあるビアガーデンからも見えるそうですよ。夏の夜風に当たりながらビール片手に花火を見るのもいいですね!

他にも郊外のショピングセンターの立体駐車場なども買い物客に解放されていたりするので、思いがけないところで見ることもできそうですね。

豊平川花火大会の歴史

■長く札幌の夏の風物詩になっている豊平川花火大会。これからもずっと続いて欲しいですね。

札幌の夏の風物詩、豊平川花火大会。

現在は道新・UHB花火大会が唯一、豊平川で開催される花火大会になっていますが、かつては年に3回も開催されていました。

「道新・UHB花火大会」に加え「読売花火大会」、「朝日新聞・HTB花火大会」があり7月の金曜日は3週連続で豊平川で花火大会がありました。しかし、読売花火大会は2006年を最後に夕張市の「ゆうばり夏まつり」での花火大会実施へ移行、「朝日新聞・HTB花火大会」は2009年を最後に開催見送り、以降は開催されていません。

豊平川での開催が年に1回になってしまった花火大会ですが、近年では別の形での開催がされるようになってきました。

2010年からは真駒内公園のセキスイハイムスタジアムで地元企業の主催で花火大会が開催されるようになりました。真駒内花火大会を見るにはチケットの購入が必要ですが、これまでの花火大会と違い、音楽や照明を花火と同調させたエンターテイメントショーとしての演出が人気になっています。全国の花火競技会で入賞常連の「丸玉屋」「紅屋青木煙火店」の花火を見ることができるのも魅力ですね。

2014年からはモエレ沼公園でモエレ沼芸術花火が開催されるようになりました。こちらもチケットの購入が必要な花火大会ですが、国内最高峰の内閣総理大臣賞受賞花火師達の芸術玉を中心に組み合わせて構成され、花火の打ち上げが音楽のリズム、曲調とシンクロしたショーとして楽しめる内容になっています。この花火大会はモエレ沼公園で開催されたのを始まりとなり現在では芸術花火シリーズとして全国各地で開催されるようになりました。

夏の夜、ふとした時にどこからか聞こえてくる爆音に耳を済ませ、ビルの隙間から覗く大輪に心をときめかせるような花火大会は少なくなってしまいましたが、ショーとしての新しい楽しみ方も人気になっています。

2010年からは豊平川で唯一の開催となった道新・UHB花火大会は2019年の今年で64回目。

札幌の夏を彩る花火大会として、これからも続いて欲しいですね。