人気コスメブランドSHIROの工場にショップやカフェなどが併設された「みんなの工場」が、北海道砂川市に2023年4月28日オープンしました。
SHIROの製品が作られている工場の様子を見ることができたり、併設されているショップには自分だけの香りを作れるブレンダーラボがあるなど、早くも話題になっているこちらの施設に早速行ってきました!
北海道砂川市にオープンしたSHIRO「みんなの工場」に行ってきました!
2023年4月28日オープン!「みんなの工場」はどんなところ?
「自分たちが毎日使いたいものをつくる」という想いからスタートしたSHIROは、シンプルながら素材にこだわった品質の高さで人気になっている北海道発のコスメティックブランド。
そんなSHIROの製品が作られている工場に、ショップやカフェ、キッズスペース、ラウンジが併設された新施設「みんなの工場」が、2023年4月28日にオープンしました。
この施設は、SHIROの創業の地である北海道砂川市で、91年4月に閉校した江陽小学校跡地に新設されましたもの。
中に入ると広い空間の奥が一面ガラス張りの工場になっていて、全国に流通しているSHIROの製品が作られている様子や、その工程の多くが丁寧な手作業によって作られていることを実感することができます。
入り口から向かって右側にあるのが『研究開発室』と『素材処理室』です。
素材処理室では、タイミングが合えば、SHIROのスキンケア商品で使われる“酒かす”を人の手で揉みながら絞っている様子や、刻んで一晩つけた“がごめ昆布”をザルあげする様子なども見学することができるそう。
そしてこちらが『充填室』と『梱包室』。
素材処理室で抽出されたエキスは調合室でそのほかの原料と混ぜ合わせながら撹拌され、ボトルへの充填されていきます。
こういった工場見学では、大型の機械やベルトコンベアーで次々と製品が作られていく様子をよく見かけますが、SHIROの工場ではそういった工程もほとんどが機械化されていません。ひとつひとつの製品が丁寧な手作業で作られている様子に、改めてSHIROの品質の高さが納得できました。
ちなみに、工場は日曜日がお休みになっているほか、稼働している日でも作られる製品は日毎によっても変わるそう。どの日のどういった製品が作られているかは、今後ホームページ上でも公開される予定があるそうなので、ぜひチェックしてみて。
限定アイテムも揃う併設ショップ「砂川本店」話題のブレンダーラボとは?
「みんなの工場」に併設されているショップの砂川本店では、SHIRO製品がたくさん展示されていて、購入することもできます。
もちろん、ここ砂川本店ならではの限定アイテムもあるので要チェック!
“フルーツの花束を抱えているようなしあわせな気分になれる香り”の『FRUIT BOUQUET(フルーツブーケ)』は砂川本店だけの限定フレグランス。
空知の地で出合ったさまざまなフルーツからインスパイアされたもので、おなじみの白くてシンプルなデザインとは趣きが異なる黄色いボトルは“香りを纏うたびに明るい気持ちになってほしい”という想いから。オードパルファン(4,180円 税込)とヘアバーム(3,410円 税込)、フレグランスディフューザーリキッド(5,720円 税込)が販売されています。
ほかにも目の前の工場でつくられた新鮮で素材の持つ力を体感できる『できたて便』の製品などもありますよ!
「ブレンダーラボ」で自分だけのオリジナルフレグランス作り体験も!
「みんなの工場」内にあるショップの砂川本店には製造体験をしながら自分だけのオリジナルの香りを作ることができる『ブレンダーラボ』があって、早くも話題になっていますね!
実際に試してきたので、その流れを簡単にご紹介したいと思います。
① ボトルの種類やサイズ、香りのタイプを選ぶ
まずは、オリジナルフレグランスのボトルのサイズを選びます。
ボトルは、ブレンダーラボでしか手に入らない『オリジナルボトル(30ml, 80ml)』と、製品リニューアルなどで使えなくなってしまったボトルを再利用した『エシカルボトル(40ml, 80ml)』があります。
ちなみに、エシカルボトルを選ぶとボトル分の料金が差し引かれるのでちょっとおトク。
次に、香りの強さや香りの持続時間が変わる『オードパルファンタイプ』と『ボディコロンタイプ』の2タイプからどちらかを選びます。オードバルファンはしっかり香るタイプで、ボディコロンは1〜2時間を目安にほのかに香るタイプです。
今回は、エシカルボトルの80mlでボディコロンタイプを選んでみました。
② 香料のレシピを考える
オリジナルフレグランスは8種類の香料から数種類をブレンドして自分の好みの香りを作ることができるのですが、ボトルサイズや香りのタイプによって香料をスポイトではかり取る回数が変わります。
例えば、今回選んだエシカルボトル80mlのボディコロンタイプだと、スポイト4回分をはかり取ることができます。
選ぶことができる香料は、『SAVON(サボン)』や『WHITE LILY(ホワイトリリー)』といったSHIROの定番はもちろん、砂川本店限定の『FRUIT BOUQUET(フルーツブーケ)』や季節によって限定のフレグランスもあります。
まるで調香師さんのように試香紙を鼻に近づけたり遠ざけたりしながら、ブレンドする香料のレシピを考えることができるのは、ブレンダーラボならではの楽しみ。係の方も親切にアドバイスしてくれますよ!
今回は大人っぽくって夏にもぴったりな爽やかな香りをイメージして、ホワイトティーを2、アールグレイを1、ヴァーベナを1のレシピで作ってみることに。
選んだ香料を、まるで理科の実験のように自分でフラスコからスポイトでボトルに入れて、最後にアルコールを注入します。
③ ボトルにラベルを貼って完成!
ブレンドが終わったら、ボトルにキャップをして、ラベルを貼り付ければ完成!
ラベルはカラーペンで自由にデザインしたり、ブレンドのレシピを忘れないようにチャートにメモしておくことができます。
最後に軽く振ってから、完成したオリジナルフレグランスを試してみましょう。1日程すると香りがなじんで落ち着いてくるそうです。どんなふうに香りが変わってくるかも楽しみですね!
所要時間はじっくりと香料のレシピを悩んでも、およそ20〜30分くらい。旅行の途中に立ち寄って楽しむにもおすすめです。
併設カフェ「SHIRO CAFE」では北海道の自然素材を活かしたイタリアンも
「みんなの工場」には『SHIRO CAFE』も併設されていて、ここでは北海道産の素材がふんだんに使われたメニューを味わうことができます。
今回は、北海道のイタリアンで初のミシュラン一つ星を獲得した札幌のレストラン「TAKAO」の高尾僚将シェフが考案したレシピのメニューをいただいてみました。
『鶏ミートボールのゆずクリームスパゲッティ 酒かすチップを添えて(1,375円 税込)』は、国産のゆずが香るさわやかなクリームスパゲッティ。鶏ミートボールもたくさんのっているのでボリュームがあって大満足の一皿です。
添えられているのは、SHIROのスキンケア製品でもおなじみの“酒かす”のチップで、砕いて食感や味の変化を楽しめるようになっています。
ドリンクは『ジュレソーダ 小松菜×ハニーレモンジンジャー(814円 税込)』。はちみつの優しい甘さにゆずの香りジンジャーがさわやか。鮮やかな緑色は小松菜のピューレだそう。
ほかにも、薪を使用したピザ窯で焼きたてが味わえるピザやパンケーキなどたくさんのメニューが揃っているので、食事に立ち寄ってみるのもいいですね。
ドライブ北海道観光で立ち寄ってみるのにおすすめの新スポット!
「みんなの工場」には、今回紹介したほかにも、子供から大人まで楽しめる『キッズスペース』や、自由に読んでだり購入することもできる2,400冊の本や雑誌が並ぶ『図書館』、休憩や読書など自由に過ごせる『ラウンジ』など、たくさんの楽しみ方があります。
札幌や新千歳空港から旭川や富良野方面へ行くルート上にあるので、ドライブや旅行に際にはぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
アクセス
- 道央自動車道 奈井江砂川ICから4.1km, 車で約7分。
- 札幌から車で約78km, 1時間10分程(高速道路利用)
- 旭川から車で約70km, 1時間程(高速道路利用)
- 富良野から車で約62km, 1時間30分程
- 営業時間 :
10:00 - 19:00
[工場]10:00 - 17:30(日・祝日はお休み)
[ショップ]10:00 - 19:00(ブレンダーラボ最終受付 18:30)
[カフェ]11:00 - 19:00(L.O. 18:30) - 住所 : 砂川市豊沼町54-1
- TEL : 0125-52-9646
不定休