いまや札幌は人口約196万人の北海道最大に発展した都市。しかし、厳しい北海道の開拓には、かつて本州から移住してきた人々の多くの苦労がありました。

これら開拓の歴史や先人の功績を学ぶことのできる郷土資料館や記念館が、札幌市内各地にあるのをご存じですか。今回は市内で尋ねることのできる郷土資料館や記念館をご紹介します。北海道や札幌のさまざまな歴史に触れてみてくださいね。

札幌には開拓の歴史に触れられる資料館がたくさん!

何気なく立ち寄れる記念館や資料館の魅力を知ろう!

郷土資料館や記念館には、郷土の歴史やその土地で功績をあげた人物などの、さまざまな資料が展示されています。気軽に立ち寄れるところも多いので、自分の住んでいる土地の歴史や意外な成り立ちを知ることができるプチスポットとしても楽しめますよ。

偉大な人物の功績を知る「札幌村郷土記念館」

札幌村郷土記念館は、「札幌村」の開拓の歴史を学ぶことができます。札幌村は1866年に徳川幕府の命に従い、大友亀太郎によって開拓されました。大友亀太郎は用水路や道路、橋を建て、農業や入植者の生活の基盤作りを行い、札幌付近の開拓に貢献し多くの功績を残した人物です。

日本の玉ねぎ栽培は北海道から始まったことはご存じですか。美味しい玉ねぎ「札幌黃」は有名ですね。寒さに強い玉ねぎは北海道の気候になじみ、札幌村には玉ねぎ畑が広がりました。しかし一大産地となるには数々の苦難があったそう。先人の玉ねぎ栽培への苦労や努力を偲ぶことができます。

ドサンコは開拓の手助けとして欠かせない存在でした。よく働くドサンコたちを当時の人々は家族のように大切にしていたそうです。

札幌市東区北13条東16丁目
  1. 営業時間 : 10:00 - 16:00
  2. 住所 : 札幌市東区北13条東16丁目
  3. TEL : 011-782-2294
  4. 入館料:無料
    休館日:毎週月曜日、祝日の翌日、12月29日~1月5日の8日間
ビールの歴史が学べる「サッポロビール博物館」

sapo

赤いレンガの建物が人気のサッポロビール博物館。なぜ札幌にビール工場ができたのか。初めてのビールの値段はいくらだったのかなど札幌のビールの歴史を楽しく学ぶことが可能です。もちろん美味しいビールを飲むことも!

サッポロビール

サッポロビール博物館の見学は、無料の自由見学と有料のプレミアムツアーの二つのプランを選べますよ。

北海道札幌市東区北7条東9丁目1-1
  1. 営業時間 : 11:00 - 18:00
    (受付時間 11:00 - 17:00)
  2. 住所 : 北海道札幌市東区北7条東9丁目1-1
  3. TEL : 011-748-1876
  4. 休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始、臨時休館日
屯田兵の努力を知る「山鼻屯田記念会館」

北海道の開拓に欠かせない存在として屯田兵がいます。屯田兵とは北海道の守りと開拓に従事するためにやってきた兵士です。札幌市の山鼻地区の開拓は、この屯田兵を中心に進められました。

屯田兵たちは多くの樹木を伐採し苦労をして区画整備を行い、明治9年に山鼻屯田兵村が開設されました。屯田兵の多くはもと士族なため、農作業や木の伐採などはほとんど未経験でした。未知の土地のなれない開墾作業は、現代の私たちからは想像もできない困難があったことでしょう。

山鼻屯田記念会館には、多くの写真や実際に使用されていた家財道具が展示されており、屯田兵の当時の生活が伺えます。

札幌市中央区南14条西9丁目2-13 
  1. 営業時間 :  
    [火・木] 10:00 - 12:00
    [土・日] 10:00 - 15:00
  2. 住所 : 札幌市中央区南14条西9丁目2-13 
  3. TEL : 011-512-5020
  4. 入館料:無料
地元の資料がいっぱい!「手稲記念館」

手稲記念館は、札幌市と手稲町が合併することを記念して1969年に開設しました。手稲開拓時の様子や手稲遺跡からの出土品、手稲鉱山から採石された鉱物が展示されています。

迫力あるクマの毛皮まで。実際に使用されていた農耕器具など手稲開拓の歴史的資料が多数展示されています。

サークル活動に使用できるレンタルスペースも併設されている手稲記念館は、地域のコミュニティとしても親しまれています。サークル活動の合間に地域の歴史に触れられるアットホームな記念館です。

札幌市札幌市西区西町南21丁目3-10
  1. 営業時間 : 9:00 - 17:00
    ※月・水・金・土(祝日・年末年始を除く)
  2. 住所 : 札幌市札幌市西区西町南21丁目3-10
  3. TEL : 011-661-1017
  4. 入館料:無料
畜産業の普及に貢献「エドウィン・ダン記念館」

アメリカから来て、北海道の畜産業の普及に貢献したエドウィン・ダンの記念館です。もともとは放牛場の事務所だった建物ですが、有志のエドウィン・ダン顕彰会により、1964年に現在地に移転して記念館となりました。

記念館の中には、エドウィン・ダンの功績を描いたたくさんの絵画やエドウィン・ダン縁の品々、真駒内の種畜場の模型なども展示されています。

明治の洋風の建築物である記念館は、夏は美しいテラスで景色を楽しむことも可能で、オンコの木から生えている珍しいエゾヤマザクラも眺めることができますよ。

札幌市南区真駒内泉町1丁目
  1. 営業時間 :  
    [4/1〜10/31]9:30 - 16:30
    ※毎週水曜日は休館日
    [11/1〜3/31] 9:30 - 16:30
    (金曜日、土曜日、日曜日のみ開館。まで。年末年始は休館日)
  2. 住所 : 札幌市南区真駒内泉町1丁目
  3. TEL : 011-581-5064
  4. 入館料:無料
開拓の歴史の集大成「北海道開拓の村」

郷土資料館や記念館の集大成の場所としてやはり開拓の村もご紹介しないわけにはいきません。明治に建築された建物が多く存在し、開拓当時の生活をリアルに感じることが可能な北海道最大の野外博物館です。理髪店や派出所など、市民の生活に密接に関わっていた建物が多いのが見所で観光地としても人気の場所。

札幌市厚別区厚別町小野幌50-1
  1. 営業時間 : [5〜9月] 9:00 - 17:00(入場16:30まで)
    ※ 無休
    [10〜4月] 9:00 - 16:30(入場16:00まで)
    ※月曜日(祝日・振替休日の場合は、翌日)、12/29〜1/3 休村
  2. 住所 : 札幌市厚別区厚別町小野幌50-1
  3. TEL : 011-898-2692
  4. 入村料:[一般] 800円/[大学生・高校生] 600円/[中学生以下、65歳以上] 無料

郷土資料館や記念館が伝えてくれるもの

北海道の開拓の歴史や、人々のかつての生活を偲べる郷土資料館や記念館をご紹介しました。それぞれの土地にはそれぞれの開拓の歴史が眠っていることに驚きますね。開拓の苦難の歴史を残すために、市民の有志で開設されたものも多く存在します。

札幌市には、紹介したほかにもたくさんの郷土資料館や記念館が存在します。開拓の歴史を後世に伝えるためにも、ぜひ郷土館や資料館を訪ねて、さまざまな地域の歴史に触れて見てくださいね。