全国でも屈指の難関国立大学のひとつに数えられる、北海道大学。
北大への進学を目指すなら、受験前にぜひ行っておきたいのが「北海道大学総合博物館」です。
大学でやりたいことや希望の進路を見つけるのに最適で、受験勉強のモチベーションがアップすること間違いなしですよ!
北大の学部・学科選び「やりたいこと」を見つけよう!
北海道大学ってどんな大学?
北海道大学は、文系4学部・理系8学部の計12学部からなる全国有数の総合大学。
その前身は、“ Boys, be ambitious(少年よ、大志を抱け)”で知られるクラーク博士が初代教頭の「札幌農学校」で、旧七帝大のひとつです。
200万都市・札幌の中心部にありながら、東京ドーム38個分の広大な敷地に豊かな自然に残る札幌キャンパスは、きっと充実した学生生活を送ることができるでしょう。
北大受験、どの学部・学科を受ける?
北大受験を目指す時、何を基準に学部・学科を選びますか?
就職のしやすさやネームバリュー、偏差値など…色々なことを考えますよね。
でも、最も大切にして欲しいのは「大学に入って何がしたいのか?」ということ。
もし、どの学部・学科を受験するのがいいか迷ったら、「北海道大学総合博物館」に行ってみるのがおすすめですよ!
全12学部の研究テーマと成果を展示する「北海道大学総合博物館」
人文・社会・自然科学のほぼ全ての領域を網羅する12の学部がある北大。
北海道大学総合博物館では、それぞれの学部にどのような学科があり、どのような研究が行われているかを、豊富な解説パネルや標本はもちろん、実際に触れたり体験することができる展示で紹介されています。
自分が本気で興味を持てる学問が何かを考えるのに役立ちますし、なによりも受験勉強のモチベーションのアップにもつながりますので、北大への進学を目指すなら、オープンキャンパスのタイミングなどでぜひ一度行っておいた方が良いでしょう。
ここでは、12学部ある展示から、ほんの一部を紹介したいと思います。
① 研究対象が多岐にわたる文学部
「文学部」というと、読書好きが文学を勉強したり外国語を学ぶイメージが強いかもしれません。
でも、その研究対象は多岐にわたり、哲学や宗教、心理学なども文学部のテーマです。
博物館では、北大キャンパス内にあるK39遺跡の発掘資料など考古学をテーマにした展示や、100年以上前に蝋管に録音されたアイヌ語を聞くことができます。
自分のやりたいことは、意外にも文学部にあった、なんて発見があるかも。
② 臨床と研究どっちに興味がある?医療系3学部
北大の最難関「医学部」をはじめ「薬学部」や「歯学部」など、人気の医療系学部の展示では実際に触れたり体験することで、その研究テーマの一部を垣間みることができます。
将来の夢を叶えるためにこれらの学部への進学を目指す学生にとっては、きっと受験勉強へのモチベーションが上がるはず。
医師や歯科医師になるのに臨床に進むことだけに目が向きがちですが、研究者として医療の発展に尽くすという道筋もあります。博物館は、将来の様々な可能性に気付かせてくれるかもしれませんね。
③ 似ているようでちょっと違う理学部と工学部
学部選びでも特に難しいのが「理学部」と「工学部」かもしれません。
それは、それぞれの研究分野に重複する部分が多くありがなら、少しずつ異なっているから。
例えば、“宇宙”というテーマにおいては、ビッグバンなど宇宙原理の探究を目指すのが理学部なら、ロケットや探査機の開発で宇宙を目指すのが工学部。
端的には、自然科学の理を探求するのは理学部で、人類の生活を豊かにする実学が工学部といえます。
「何がしたいのかわからない」は普通のこと
高校生のうちから、自分の希望する進路が明確になっているのは稀。自分は何がしたいのか、わからない…というのは普通のことです。
それでも、高校1〜2年生になると文理選択があり、おおよその進路を決めていく必要がありますね。
どうしても決められない場合には、入学後に文理をまたいで学部・学科を移行できる総合入試という受験制度が北大にはあります。しかし、移行は1年次に修得した単位の成績順に決定するため希望通りにならない場合もある点には注意が必要です。
できるだけたくさんの情報を取って、本当に興味が持てる学部を選べるようにするのがいいですね!