自動車には必ずついているナンバープレート。
普段はあまり意識することはないですが、たまに住んでいる場所と離れた地名のナンバーを見かけると気になったりしますよね。
では、北海道には全部で何種類の地名のナンバーがあるか知っていますか?
道内地名がついた自動車のナンバープレートまとめ!
北海道の地名のナンバーは何種類ある?
北海道の地名がついたナンバープレートは、全部で9種類あります。
- 札幌ナンバー(札幌運輸支局)
- 旭川ナンバー(旭川運輸支局)
- 室蘭ナンバー(室蘭運輸支局)
- 苫小牧ナンバー(室蘭運輸支局)
- 帯広ナンバー(帯広運輸支局)
- 函館ナンバー(函館運輸支局)
- 釧路ナンバー(釧路運輸支局)
- 北見ナンバー(北見運輸支局)
- 知床ナンバー(釧路・北見運輸支局)
ーーいかがですか?全部知っていましたか?
ナンバープレートの地名は、車検証や車庫証明書の「使用の本拠の位置」に記載されている住所を管轄している運輸支局によって表記が変わります。
これまで北海道では、札幌・旭川・室蘭・帯広・函館・釧路・北見の7種類がありましたが、実は最近新たに『苫小牧』『知床』の2種類が加わったことは、まだ知らない方もいるのでは?
現在は、以上の全9種類が北海道の地名のナンバープレートになっています。
『苫小牧』に『知床』北海道のご当地ナンバーとは?
『苫小牧』や『知床』という自動車のナンバーを知らなかった!見たことない!という方もまだいるかも知れませんね。
これは、2020年(令和2年)5月から北海道では初めて交付が始まった「ご当地ナンバー」で、最近見かけることも増えてきました。
自動車ナンバーは、各都道府県に設置されている運輸支局や自動車検査登録事務所が所在する地名が表記されるのが原則ですが、これに関わらずに地域活性化や観光振興のため、希望する独自の地域名を表示することができるのが「ご当地ナンバー」で、正式には「新たな地域名表示ナンバープレート」といいます。
【苫小牧ナンバー】
『苫小牧ナンバー』は苫小牧市区域内で登録されている自動車が対象で、車を新たに購入する場合や希望することで、このご当地ナンバーへ変更することが可能です。
これまで苫小牧市は室蘭運輸支局が管轄の『室蘭ナンバー』でしたが、現在では室蘭市の人口を越え北海道を代表する港湾都市になった苫小牧にとっては悲願でした。
苫小牧港からフェリーで本州と北海道を行き来して物流を支えるトラックには苫小牧市で登録しているものも多く、これからは全国で苫小牧ナンバーのトラックを見かけることが多くなるかもしれませんね!
【知床ナンバー】
『知床ナンバー』は知床周辺の7つの町内(斜里町・清里町・小清水町・別海町・中標津町・標津町・羅臼町)で登録されている自動車が対象となるご当地ナンバーです。
これまで、斜里町や清里町、小清水町では『北見ナンバー』、別海町や中標津町、標津町、羅臼町では『釧路ナンバー』でしたが、新たに始まった『知床ナンバー』は世界遺産・知床を日本中にアピールすることができると期待されています。
本州で人気の北海道ナンバーは『室蘭』?!
ナンバープレートの地名に、憧れやステータスを感じる方もいますよね。
「品川」や「世田谷」「湘南」などは特に人気のナンバーとして有名ですが、実は北海道の『室蘭ナンバー』も本州で人気があるそう!
北海道民にとっては、ちょっと意外に感じますね!
その理由は、『室蘭ナンバー』は北海道と本州を行き来するトラックなどに多く、遠い本州の地で北海道を感じることができるからだそう。今後は苫小牧港がある『苫小牧ナンバー』のトラックが増えると思われますので、人気の北海道ナンバーも変わってくるかもしれませんね。
ちなみに、室蘭という漢字の字体がシンメトリーで整って見えることや、画数が多いので頭が良さそうでカッコいい、という意見もあるようですよ!