7月24日、いよいよ開幕が目前に迫った東京オリンピック。

この記事では、現在までに北海道出身の出場が内定している選手、出場が有力な選手をまとめみました!

実は、あの有名な選手が北海道出身ということを「知らなかった!」という方も意外と多いのでは。同郷・北海道の出身となると、ますます応援にも力が入りますよね。

ぜひ、オリンピック開幕までの予習をしてみてくださいね!

代表内定!北海道出身の選手まとめ

メダル獲得への期待も!北海道出身の代表内定一番乗りは卓球の丹羽選手!

東京オリンピックへの出場が内定している北海道出身の選手をまとめてみました!

代表内定の一番乗りは、苫小牧市出身の卓球・丹羽選手!

代表選考は、まだまだオリンピック直前まで続きます。内定の状況は随時更新していきますので、ぜひオリンピック応援の参考にしてくださいね!

※以下()内は東京オリンピック開会時点での年齢と出身地、敬称略

【卓球】丹羽 孝希(26 – 苫小牧市)

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  • シングルス(男子) – 1回戦:7/25(土)
  • 団体(男子) – 1回戦:8/2(日)

道内出身勢として一番乗りで代表が確定したのは、2012年ロンドン五輪、2016年のリオ五輪に続いて3度目のオリンピックとなる卓球・丹羽孝希(にわこうき)選手!

前回のリオでは団体戦(水谷隼・丹羽孝希・吉村真晴)で銀メダルを獲得したのも記憶に新しいですね。

東京五輪の代表選考では、前回のリオでは個人で日本人初のメダリスト(銅メダル)となった水谷隼選手と熾烈な代表レースを争い、張本智和選手と共に個人での代表権を獲得。

団体戦では、張本智和・丹羽孝希・水谷隼 組で出場予定です。

個人でのメダル獲得、そして団体では新星・張本選手の加入で前回の銀超えを期待したいですね!

代表を狙う、北海道出身の有力選手は?

代表選考はオリンピック直前まで!

東京オリンピックへの出場が期待される有力な北海道出身の選手たちをまとめて見ました!

競技によっては、代表選考はオリンピック直前まで続きます。

【陸上】小池 祐貴(26 – 小樽市)

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  • 100メートル(男子)
  • 200メートル(男子)

自己ベスト・9秒98を持つ小池祐貴(こいけゆうき)選手は、日本期待のスプリンター!

2019年7月20日のIAAFダイヤモンドリーグ・ロンドングランプリ男子100mでは、日本勢3人目の9秒台となる9秒98の自己ベストを記録。これは9秒97を持つサニブラウン選手に次いで、桐生祥秀選手と並ぶ日本歴代2位タイ。

小樽市出身の小池選手は、市内の桜小学校を卒業後、立命館慶祥中学校・高等学校に進学。北海道では、Rits(リッツ)で知られる屈指の進学校ですね!

小・中までは野球少年だった小池選手ですが、本格的に陸上に転向したのは高校生の時。1年時の2011年にインターハイ出場するなどたちまち頭角を現し高校トップクラスの選手に。

その後、慶應義塾大学に進学するも、急成長を遂げたのは2018年4月にANA(全日本空輸)に入社し社会人になってから。同月には自己ベストを4年ぶりに更新する10秒32を記録すると、次々と自己ベストを更新。そして、2019年7月、遂に日本人3人目となる9秒台スプリンターとなりました。

日本陸上競技連盟(JAAF)はトラック・フィールド種目の内定者を2020年に行われる第104回日本陸上競技選手権大会などで選考を行うとしていますが、北海道出身の陸上選手として、オリンピックでの活躍をぜひ見たいですね!

【陸上】右代 啓祐(34 – 江別市)

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  • 十種競技(男子)

十種競技とは、2日間の日程で100m、走幅跳、砲丸投、走高跳、400m、110mハードル、円盤投、棒高跳、やり投、1500mの合計10の種目を行い、その合計得点で競う陸上競技。勝者は「キング・オブ・アスリート」と称される、オリンピック競技の中でも最も過酷な競技。

現在、その日本記録保持者が右代啓祐(うしろけいすけ)選手です。

江別市出身。大麻東中学校では陸上部で、札幌第一高等学校に推薦で入学し、高校2年で八種競技へ転向。すぐに頭角を現し、初戦の札幌支部大会で北海道新記録をマーク、インターハイでは2位。

社会人となってからは、2012年ロンドンオリンピックに日本選手として1964年東京オリンピック以来48年ぶりの出場。続いて出場した2016年リオデジャネイロオリンピックでは日本選手団の旗手も務めました。

ぜひ、3度目のオリンピックとして東京の舞台での活躍を見たい選手のひとりですね。

【陸上】福島 千里(32 – 幕別町)

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  • 100メートル(女子)
  • 200メートル(女子)
  • 400メートルリレー(女子)

幕別町出身の福島千里(ふくしまちさと)選手は、日本女子短距離界のパイオニア的な存在。

女子100m、200mの日本記録保持者で、北京・ロンドン・リオデジャネイロと過去3度のオリンピックへ出場しています。

陸上をはじめたのは小学4年生の時。幕別の糠内中学校時代からジュニアオリンピックなど全国大会に出場し実績をあげていたものの、頭角を現したのはセイコーホールディングスに入社、所属選手となった2008年以降。急成長と将来性を高く評価され、同年の北京オリンピックに出場しました。日本人の陸上女子100mへの出場は1952年ヘルシンキオリンピック以来56年ぶりのことでした。

以降、次々と自己ベストと日本記録を更新し続け、2010年に現在の日本記録100m, 11秒21、2016年には現日本記録の200m, 22秒88をマーク。

自身4度目となる東京の舞台でも、その活躍を見ることができるでしょうか?

【陸上】北口 榛花(22 – 旭川市)

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  • やり投げ(女子)

陸上やり投げのニューヒロイン、北口榛花(きたぐちはるか)選手!

小学校時代からバドミントン・水泳など様々なスポーツを経験。旭川東高校進学とともにクラブ顧問に誘われて陸上競技を始めました。

2019年5月の開催された木南道孝記念陸上競技大会では、64m36で日本新記録をマークしてみごと優勝!続く10月のドーハ世界陸上女子ではおしくも予選敗退となったものの、東京での活躍が注目される日本陸上選手のひとりです。

【バドミントン】永原 和可那(24 – 芽室町), 松本 麻佑(24 – 札幌市厚別区)

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  • ダブルス(女子)

世界ランク最高1位の「ナガマツペア」こと永原和可那(ながはらわかな)選手(23)と、松本麻佑(まつもとまゆ)選手。

東京オリンピックでの活躍が期待されるこのペアは、共に北海道出身なんです。

永原選手は芽室町出身。小学校からバドミントンを始め芽室中学校ではシングルスで全国大会に出場、青森山田高等学校に進学し出場したインターハイでは団体戦、ダブルスで優勝を飾っています。

松本選手は札幌市厚別区出身。地元のジュニアクラブで競技を始め、厚別南中学校で全国大会、とわの森三愛高等学校でもインターハイへ出場しています。

そんな2人がペアとなったのは、共に就職した北都銀行のバドミントン部。

2014年ロシアオープンで準優勝を果たすと、2018年からはA代表として国際大会を転戦。

同年、リオデジャネイロオリンピック優勝の高橋礼華選手と松友美佐紀選手の「タカマツペア」に世界選手権3回戦でストレート勝ち、決勝で「フクヒロペア」にフルセットで競り勝ち、見事優勝、続く2019年の世界選手権でも連覇を達成。

東京での金メダルも期待が高まりますね!

【バドミントン】東野 有紗(23 – 岩見沢市)

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  • ダブルス(混合)

混合ダブルスで渡辺勇大選手とペアを組む東野有紗(ひがしのありさ)選手は岩見沢市出身。

福島県のバドミントン強豪校・富岡第一中学校に進学し、全国大会で女子ダブルス優勝。この中学時代に、現ペアの渡辺選手と初めてペアを組みました。

その後の2017年には全日本総合選手権大会で渡辺選手とのペアで混合ダブルス優勝、2018年の全英オープン混合ダブルス種目において同ペアで、日本人として初の優勝を飾っています。

まさに上り調子のこのペア、東京オリンピックでのメダル獲得に期待が高まっています!

【バスケットボール】長岡 萌映子(26 – 浦河町)

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幼稚園まで出身地の浦河町で過ごした後、札幌市へ移住。

小学校2年でバスケを始めた長岡萌映子(ながおかもえこ)選手はすぐに頭角を現し、小学生時代に札幌市内の地区別代表、中学1年で札幌選抜、2年で全道選抜、そして3年のとき強化選手として教育プログラム「エンデバー」に召集されます。

バスケットボールの名門として知られる札幌山の手高校に進学後は1年生でレギュラー、2年ではインターハイ・国体・ウィンターカップの3冠達成に貢献、そして3年時の2011年に史上2番目に若い17歳7か月でバスケットボール女子日本代表に選出されました。

開催国枠で2020年東京での出場が決まっている日本代表。その活躍をコートで期待したいですね!

【サッカー】熊谷 紗希(30 – 札幌市南区)

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お兄さんの影響で小学校より地元クラブでサッカーを始めたものの、クラブで女の子はひとりだった!という熊谷紗希(くまがいさき)選手。

真駒内中学校を卒業後は、多くの「なでしこジャパン」「日本女子サッカーリーグ」の選手を輩出する名門・常盤木学園高等学校に進学。1年からレギュラー、3年時には主将として全日本女子ユース3連覇を果たしました。

代表初選出は2008年3月の高校2年時。2011年のFIFA女子ワールドカップドイツ大会ではレギュラーとして全試合フル出場。アメリカとの決勝では延長戦でも決着がつかず、4人目のキッカーを務め、優勝を決めるPKを成功させました。

翌2012年のロンドンオリンピックでは全試合に出場し、銀メダル獲得に貢献。その後の「なでしこフィーバー」も記憶に新しいですね!

2016年リオでも日本代表メンバーに選出されるも、チームは予選3位となり五輪出場権を逃しました。

2020年東京では開催国として出場が決まっている、なでしこジャパン。ぜひ、ピッチで活躍する姿をみたいですね!