北海道観光で欠かせないノスタルジックな街小樽。
明治から昭和初期に北海道の経済・物流の中心として栄えた街で、当時の銀行や倉庫など小樽指定歴史的建造物に指定されている建物が今現在85棟あります。
当時の最先端の技術や洗練されたデザインを残しつつ、リノベーションし活用されているショップやホテル、レストランが多くあります!
今回はその中でもモダンクラッシックなカフェを4選ご紹介します。ランチ&ブレイクタイムの参考にしてくださいね。
1. 小樽バイン(旧北海道銀行本店)
旧北海道銀行本店をリノベーションしたカフェ
小樽バインは歴史的建造物の旧北海道銀行本店を改装し再利用した本格イタリアンが楽しめるワインカフェです。
旧北海道銀行本店は明治45(1912)年、当時銀行が立ち並ぶ通りに建てられました。
ルネッサンス様式の建物は銀行建築独特の重厚さがあり、玄関や窓まわりなど石組みのデザインが特徴的。
小樽バインの店名の由来は、経営元のバス会社のBUSとワインの英語綴りWINE、建物が元銀行ということで銀行を表すBANKが合わさって名付けられたそうです。
店内はモダンなイタリアン風
小樽バインはワインが自慢のお店で、カフェにワインショップが併設しています。
店内は銀行として設計された重厚な趣があり、壁や床の石造りは旧銀行そのままの形で残されています。木製の家具やアンティークもお店の雰囲気にぴったり!
正面に並んだオブジェのような樽から実際にワインが注がれます。
平日ランチがお得
小樽バインはワインに合うイタリアンをいただくことができ、その中でもおすすめは平日限定ランチセットです。
ランチはAセットとBセット、平日限定バイン特製カレーランチの3種類あります。
バイン特製カレーランチは数種類の香辛料の味がし、長時間煮込んだようなコクがあるスパイシーカレー。スープはトマトの酸味が効いたミネストローネ、サラダはカツオ風味の和風ドレッシングの味がほんのりします。
カフェでワインや本格イタリアンを堪能した後は、併設されたショップでワインのお買い物も楽しんでくださいね。
- 営業時間 : [月曜~木曜] 11:00 - 20:00
(L.O.フード19:00 ドリンク19:30)
[金~日・祝祭日] 11:00 - 21:00
(L.O.フード20:00 ドリンク20:30) - 住所 : 小樽市色内1-8-6
- TEL : 0134-24-2800
- 年中無休
2. PRESS CAFÉ(プレスカフェ)
旧渋澤倉庫をリノベーションしたカフェ
プレスカフェは、旧渋澤倉庫を改装し再利用したカフェです。
旧渋澤倉庫とは、明治28(1895)年に建築された歴史的建造物です。東京に本社を置く物流企業の渋澤倉庫株式会社が大正4年小樽に進出し、港に出入りする船の荷物を預かる倉庫として利用していました。創業者は明治から昭和にかけて日本主義経済の発展に貢献した渋澤栄一です。
クラシカルな店内
元倉庫を改装しているため重厚な石造りで、店内は木骨を利用し天井が高く開放感があります。ジャズが流れ装飾品も欧米風。
最も存在感があるのはクラシックカー。店主は大のクラシックカー好きで今も車両販売と部品の供給、メンテナンスを行っています。なんと店内にあるイギリス製クラッシックカーは販売品です!
おすすめは北インド風チキンカリー
プレスカフェの1番人気は、店内に香りが漂う北インド風チキンカリー。
カレールーはスープカレーとルーカレーの中間のとろみ。黒みがかったカレーはトマト系スープで、ピリッと辛くクセになります。1本丸ごと入った鶏肉はしっかり煮込まれ、ナスやピーマンなど野菜をふんだんに使用しています。
大人の隠れ家のようなカフェで自慢のクラシックカーを眺めながら素敵な時間をお過ごしくださいね。
- 営業時間 : 11:30 - 22:00
(ランチ11:00 - 14:30) - 住所 : 小樽市色内3-3-21
- TEL : 0134-24-8028
- 定休日: 毎週木曜日
3. café色内食堂
旧塚本商店をリノベーションしたカフェ
Café色内食堂は、歴史的建造物の旧塚本商店(後の旧後藤商店)を再利用したカフェです。
旧塚本商店とは呉服商の店舗として大正9(1920)年に木骨鉄鋼コンクリートで建築されました。明治37(1904)年の大火で小樽の街が焼け落ち、その後の対策として建てられた防火構造建築です。
レトロモダンな店内
2階に上がるとオープンなスペースで席がたくさん。
手前にはアンティーク調のグランドピアノ、奥には年代物のスピーカー、窓には分厚いドレープ調のカーテンがかかり優雅な雰囲気です。高級なスピーカーからは高品質なBGMが流れ、ゆったりとした時間を過ごせます。
コスパも最高!
Café色内食堂はとにかくリーズナブル!中でも5色団子がおすすめ。
大きな団子は越後米を使用しており、もちっと食べ応えのある一品。磯部焼き・きな粉・黒ゴマ・粒あん・みたらし、かなりのボリュームがあり390円!
ランチもあり、大きめの器に数々の料理が盛りつけられた、豪華な色内弁当が人気で590円という安さに驚きです。
- 営業時間 : 9:00 - 18:00
(ランチ11:00 - 14:30) - 住所 : 小樽市色内1丁目6番27号
- TEL : 0134-55-2999
- 定休日:木曜日
4. Café White(カフェホワイト)
旧岡川薬局をリノベーションしたカフェ
旧岡川薬局は1930年に建造され、薬局として利用されていた歴史的建造物です。
当時小樽にあった有数の薬種売薬の老舗で、木造モルタル塗りの2階建て。2重勾配の屋根をかけて屋根窓を設け、屋根裏も使用しています。現在は(食)べれて(借)りれて(泊)まれるをコンセプトとしたカフェ&ゲストハウスです。
遊び心満載の店内
外側はレトロですが店内は真白なおしゃれカフェ。
CafeWhiteというネーミングがピッタリです。かつて調剤薬局だったところがキッチンに。吹き抜けの2階に上ると、すみっこのある隠れ家的な席、店内をぐるっと見渡せる席、まったり落ち着くビーズクッションの席、ゲームを楽しめる席があり、色々移動して楽しみたくなりますよ。
オシャレなデザート
なんといってもデザートがとてもおしゃれ!
フルーツで囲まれたパンケーキはCafeWhiteの焼き目がポイント!酸味のあるフルーツがたくさんでパン生地は甘さ控えめ、あっさりいただけます。
ふんわりとしたオレンジ色の照明と、ゆったりしたボサノバのBGMを聞きながらまったりできるカフェです。
- 営業時間 : [火・水] 11:30 - 20:00(L.O. 19:30)
[金・土・祝前] 11:30 - 22:00(L.O. 21:30)
[日・祝] 11:30 - 18:00
(L.O.17:30)
※ランチ11:00 - 14:30 - 住所 : 小樽市若松1丁目7番7号
- TEL : 0134-64-1086
- 定休日:月・木曜日