札幌中心部からもほど近くにある大倉山ジャンプ競技場。
はじめて見るラージヒルのジャンプ台は、思わず声を上げてしまうほどの大迫力!
標高307mの展望台は一般公開されていて、そこからは札幌の街並みのパノラマや夜景を見ることができるんですよ。
思わず声をあげてしまうほど大迫力のラージヒルジャンプ台
絶景とオリンピックレガシーを感じる札幌の人気観光スポット
札幌の中心部からもほど近い山あいに、1972年の札幌オリンピックの舞台となり、現在でも国際大会が数多く開催され世界トップクラスのジャンパーが競う大倉山ジャンプ競技場があります。
リフトに乗って行くことができる標高307mのジャンプ台の最上段にある「展望ラウンジ」からは、札幌の街並みを見下ろす絶景が広がります。
敷地内には札幌オリンピックが開催された当時の様子を振り返ることができる「札幌オリンピックミュージアム」もあって、札幌の観光に人気のスポットになっています。
大倉山ジャンプ競技場・展望台
- 営業時間 : (夏季)8:30 - 18:00
※夏季夜間営業18:00 - 21:00
(冬季)9:00 - 17:00 - 住所 : 札幌市中央区宮の森1274 大倉山ジャンプ競技場
- TEL : 011-641-8585(大倉山総合案内所)
- 駐車場:無料(普通車113台収容)
リフト往復:大人500円、子供300円
アクセスは?
大倉山ジャンプ競技場は札幌の中心部から約7km、車で20分ほど。駐車場は無料で利用することができますよ!
周辺の道は複雑で標識も少ないので、あらかじめナビをセットして向かうのがおすすめです。
また、公共の交通機関でのアクセスの場合は、地下鉄円山公園駅直結の円山バスターミナルから「くらまる号」が運行されている他、夜には無料シャトルバスの「大倉山夜景号」も運行されています。
チケットの購入方法・料金は?
大倉山ジャンプ競技場への入場料は無料。
リフトに乗って展望台に行く場合はリフト往復の料金がかかるのと、敷地内にあるオリンピックミュージアムを見学する際には入館料がかかります。
リフトとオリンピックミュージアムがセットになったお得なチケットもあります。
リフト往復 | オリンピックミュージアム入館料 | セット | |
大人 | 1,000円 | 600円 | 1,200円 |
子供 | 500円 | 無料 | – |
※リフト往復料金の大人は中学生以上、オリンピックミュージアムとセットの大人は高校生以上です。
他にも、札幌の観光名所を3カ所選んで定額で回ることができる「お得だねチケットさっぽろセレクト」も利用することができます。
札幌市民は、リフト料金が大人500円/子供300円、セット料金が1,000円になる市民割引もあります。運転免許証や健康保険証など証明書を持っていくといいですね。
大倉山ジャンプ競技場の見所は?
① ジャンプ台のてっぺんから一望する絶景!
ラージヒルのスキージャンプ台の標高307mのてっぺんから札幌の街並みを一望する絶景!
石狩平野が開け、遠く大雪山系まで見通す大パノラマを楽しんで。
眼下には選手たちが飛び立つスタート地点と、101mのアプローチ(助走路)を見ることができます。
世界トップクラスの選手たちが見てきた絶景を見ることができるのは、大倉山ならではのいちばんの魅力ですね!
往復のリフトもちょっとしたアトラクション感覚で楽しいですよ。
② アプローチの先に広がる札幌の夜景!
大倉山ジャンプ競技場は夜景もスゴい!
日本新三大夜景のひとつに数えられる札幌の夜景を見るにも、絶好のスポットなんです。
札幌の街並みが手に取るように見える夜景は、大倉山ならでは。
ライトアップされたジャンプ台のアプローチからまっすぐ先に伸びるのが大通公園、その先にあるのがテレビ塔です。
ロマンチックな夜景のあとは、選手たちが着地するランディングバーンすぐ脇にあるレストラン「Nouvelle Pousse(ヌーベルプース)」で創作フレンチのコースを楽しむことも。21:30まで営業(LO 20:00)しています。
③ オリンピックレガシーに浸る
敷地内にある「札幌オリンピックミュージアム」では、1972年に開催された札幌オリンピックの当時の様子を知ることができる展示物や、歴代冬季オリンピック/パラリンピックの歴史を学ぶことができます。
歴代日本選手たちの活躍に想いを馳せながらジャンプ台を眺めると感慨もひとしお。
2018年平昌オリンピックでのカーリング女子ロコ・ソラーレ北見の4選手のユニフォームやサインの展示も!
大型映像スクリーンの前でジャンプの踏み切りから飛行、着地の疑似体験ができて飛距離や得点も表示される擬似体験や、参加者同士で競争ができるクロスカントリーなどゲーム感覚で楽しめるシミュレーターもたくさんあるので、ぜひ試してみてくださいね!
大倉山ジャンプ競技場について
1972年に開催された第11回冬季オリンピック札幌大会。
ここ大倉山ジャンプ競技場は、オリンピックのスキージャンプ競技90m級(現ラージヒル)の舞台となった場所です。
その前身となったのは、将来の冬季オリンピック開催を見据え、札幌に国際級の大型ジャンプ台が必要であるという想いから故・大倉喜七郎氏が私財を投じて建設し、1931年に完成した「大倉シャンツェ」に由来します。
このジャンプ台のバッケンレコード(最長不倒距離)には、札幌オリンピック70m級金メダリストの笠谷幸生選手、同銀メダリストの金野昭次選手をはじめ、長野オリンピックのラージヒル個人で銀、団体で金メダルの原田雅彦選手など歴代メダリストの名が連なります。
その中には、スキージャンパーとして30年以上のキャリアを持つレジェンド葛西紀明選手や、2018年平昌オリンピックで女子スキージャンプ銅メダルの高梨沙羅選手など現役選手たちの名前もあり、今なお国内外の大会が多く開催されている国際的なウィンタースポーツの街・札幌を象徴するジャンプ競技場であることがわかります。
大倉山ジャンプ競技場はナショナルトレーニングセンター競技別強化拠点に指定され、国内のトップアスリートの強化・育成するための拠点としての側面もあります。
サマーヒル化された全天候型のジャンプ台なので、夏の観光シーズンにはジャンパー達の練習に遭遇することもあるそうですよ。