世界自然遺産にも登録される人気観光地として、多くの人々を魅了する知床の大自然。
そのダイナミックな自然を感じるのを目的に、国内外から多くの観光客が訪れています。
定番の観光スポットをはじめ、トレッキングやクルーズなどのアクティビティから動物達や星空を観察するナイトツアーまで様々な楽しみ方がありますが、「ここだけは絶対に外せない!」というスポットの5つセレクトしてご紹介します!
手付かずの大自然が残る日本最後の秘境
知床の観光では、そのダイナミックな自然を感じるのを目的にする方が多いはず。
定番の観光スポットをはじめ、トレッキングやクルーズなどのアクティビティから動物達や星空を観察するナイトツアーまで様々な楽しみ方がありますね!
今回は、そんな知床で「ここだけは絶対に外せない!」というスポットの5つをご紹介します。
知床の「ここだけは外せない!」定番スポット5選!
① 知床五湖
知床の大自然を感じるのにまず訪れたいのが「知床五湖」
知床連山と主峰・羅臼岳を背景に、その麓に佇む5つの神秘的な湖です。
知床国立公園ないにあるこの湖は、ウトロ方面から知床公園線(道道93号線)に入り8km,約10分ほど。入り口にはフィールハウスやサービスセンターがあります。
知床五湖の散策は2パターン。
- 高架木道での往復1.6kmの散策
- 地上遊歩道での全周1.6kmと3.0kmの散策
です。
高架木道は一湖の湖畔まで続く全長800mの散策路。所要時間は往復で40分ほどです。だれでも簡単に知床の大自然にふれることができますよ。
地上遊歩道による散策は二湖湖畔を周る全長1.6kmの小ループ、一湖から五湖まで巡ることができる全長3.0kmの大ループがあります。
地上遊歩道の利用には時期によって以下の通りの制限があります。
- 植生保護期:レクチャー受講者のみ散策可
- ヒグマ活動期:登録引率者のガイド付きツアーのみ散策可
- 自由利用期:自由に散策が可能
雪解けの4月中旬頃の開園から5/9までの初夏と、8/1〜10/10の夏期は「植生保護期」としてフィールドハウスでのレクチャーを受講した場合のみ散策路に入ることができます。レクチャーは10分ほど(予約不要)です。
5/10〜7/31の期間は「ヒグマ活動期」として、知床五湖登録引率者によるガイド付きツアーでのみ散策が可能な時期です。所要時間は解説時間込みで小ループが1時間半分、大ループが3時間です。
10/21〜積雪が始まる11月中旬の閉園までは「自由利用期間」として、自由に散策が可能になります。
旅行の時期に応じで、散策コースを検討してくださいね。
- 営業時間 : 季節によって変動あり
(開園 - 5/9)7:30 - 18:00
(5/10 - 7/31)7:30 - 18:30
(8/1 - 8/31)7:30 - 18:00
(9/1 - 9/15)7:30 - 17:30
(9/16 - 9/30)7:30 - 17:00
(10/1 - 10/20)7:30 - 16:30
(10/21 - 閉館)7:30 - 16:00 - 住所 : 北海道斜里郡斜里町大字遠音別村 知床五湖フィールドハウス
- TEL : 0152-24-3323
- 駐車場:有料(100台)
料金:高架木道の散策は無料
地上遊歩道の散策は陽レクチャー受講、料金は大人250円、小人(0歳-11歳)100円
② オシンコシンの滝
火山活動が活発で、その独特な地形から多くの滝がある知床半島。
そんな知床でも特に人気なのが、日本の滝百選にも選ばれているこの「オシンコシンの滝」です。
落差は50m、途中で2本の流れに分かれる分岐瀑で、その美しい姿から「双美の滝」とも呼ばれています。
斜里からウトロ方面へ国道334号線を進む途中、道路上からも見ることができる場所にあるので、ぜひ立ち寄りたいスポットですね。
お土産店もある公共の駐車場に車を止めると、滝はもう目の前。美しい滝の姿を見上げることができます。
もっと近くで滝を感じたい方は、30mほど階段を上ると滝の中ほどまで行くことができます。ここからは迫力ある滝の姿を正面から見ることができますよ。
現在の国道334号線はオホーツクの海沿いを走る快適な道路になっていますが、以前は交通の難所として知られるカーブが多い道でした。
かつての国道は旧道として残っていて、この道沿いには「オシンコシン展望台」があり、オシンコシンの滝を上から見下ろすことができる隠れた人気スポットになっています。
旧道は斜里方面からウトロ方面に通り抜けができなくなっており、ウトロ方面からオシンコシンに向かうと、左に分岐する旧道の入り口がありますよ。
- 営業時間 : 通年
- 住所 : 北海道斜里郡斜里町ウトロ西 オシンコシンの滝
- TEL : 0152-22-2125(知床斜里町観光協会)
- 駐車場:無料(35台)
③ カムイワッカ湯の滝
知床半島の車で行ける最深部、カムイワッカ川にある「カムイワッカ湯の滝」
「湯の滝」と言われる所以は、この川には温泉が流入し、川にかかる滝の滝つぼが天然の露天風呂の様になっていることから。
かつては「最後の秘湯」とまで呼ばれていたカムイワッカ湯の滝ですが、近年では多くの観光客が訪れる知床でも屈指の人気スポットになっています。
天然の温泉になっている滝つぼまでは、お湯の川を沢登り!
川の入り口に到着したら、裾をまくって川の中に入ってみましょう。膝の高さくらいまで濡れますので、あらかじめ川に入りやすい服装をしておいた方がベター。
川底は滑りやすいので、滑り止めのついたソックスがあると便利。道の駅うとろ、知床自然センター、知床五湖の売店では滑り止めがついた靴下と足を拭くタオル、濡れたものを入れられるポーチのセットも販売されていますよ!
川を登ると、徐々に水温が暖かくなってくるのがわかるはず。
10分ほど登ると「一の滝」に到着。この滝の滝つぼが天然の露天風呂になっています。水温は30℃くらいなので、温泉として浸かるにはちょっと温く感じますね。
この温泉は活火山である知床硫黄山から湧き出ていて、カムイワッカ川に流れ込んでいます。泉質は強酸性なので、長時間使っていると肌がちょっとピリピリしてくることも。肌が弱い人は、川から上がったら真水で流しましょう。
カムイワッカ湯の滝への道路は例年、6月~10月の間だけ開かれて、雪が積もる季節から雪解けまでは通行止めになります。また、8/1~8/25は混雑防止のためマイカー規制がされ車・バイクで行くことはできません。斜里バスターミナル、ウトロバスターミナル、知床自然センターからシャトルバスが運行されていますよ。
- 営業時間 : 日出 - 日没
- 住所 : 北海道斜里郡斜里町大字遠音別村 カムイワッカ湯の滝
- TEL : 0152-22-2125(知床斜里町観光協会)
- 駐車場:十数台
④ 知床峠展望台
知床半島を横断する国道334号線(知床横断道路)は知床連山の山々を超える峠道。
その尾根にあたる標高738mの峠にある展望台からは羅臼岳や太平洋を眺めることができます。天候が良ければ、遠く北方領土の国後島まで望むことができますよ。
展望台には無料の駐車場がありますので、知床半島のドライブ中にはここで車を停めて絶景を楽しむのがおすすめです。
この道路は冬には深い雪で覆われ、通行できなくなります。展望台へは知床横断道路が開通しているのは例年4月下旬から10月下旬まで。
- 営業時間 : 24時間
・冬季通行止め
・春季4〜5月の雪解け時期は以下時間帯で段階的に規制(10:00 - 15:30, 8:00 - 17:00)あり。 - 住所 : 北海道目梨郡羅臼町湯ノ沢町 知床峠展望台
- TEL : 0152-22-2125(知床斜里町観光協会)
- 駐車場:無料
利用期間:4月下旬~11月上旬
⑤ 知床自然センター
知床国立公園内の入り口に当たる「知床自然センター」は知床観光の中心施設。
インフォメーションカウンターでは知床の自然についての様々な情報提供をしてくれる他、レクチャーコーナーでは知床財団スタッフによるレクチャートークも実施されています。
高さ約100メートルの断崖から染み出した地下水が海へと流れ落ちる落差60mの「フレペの滝」を望む展望台への散策路の入り口や知床の森への散策路の入り口もこの知床自然センターにあります。
アウトドアブランドとして人気の「THE NORTH FACE/HELLEY HANSEN」の知床ショップがあったり、フードコーナーでは札幌で人気のコーヒー専門店「BARISTART COFFEE」もあって、知床観光で一息いれるために立ち寄るのもおすすめですよ。
- 営業時間 : 季節によって変動あり
(夏季4/20-10/20)8:00 - 17:30
(冬季10/21 - 4/19)9:00 - 16:00 - 住所 : 北海道斜里郡斜里町大字遠音別村531
- TEL : 0152-24-2114
- 料金:入館無料
年末年始(12/31 - 1/3)休業あり