北海道といえば、冬にたくさんの雪が降るイメージがありますね。

雪が降る量は北海道の地域によっても様々で、毎年10mを超える地域もあれば、本州とほとんど変わらないくらいしか降らない地域もあります。

市町村別で降雪量と積雪深を比べてみました!

北海道で一番雪が少ないのはどこ?

市町村別・雪が少ない地域ランキングTOP5!

北海道の市町村別で、年間の降雪量と最大の積雪深が少ない順にランキングすると、以下の様になります。

「降雪量」が少ない町ランキング

1. 苫小牧市(140cm)
2. 浦河町(147cm)
3. 釧路市(162cm)
4. 帯広市(204cm)
5. 室蘭市(211cm)
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参考:札幌(595cm)

「積雪」が少ない町ランキング

1. 浦河町(17cm)
2. 室蘭町(21cm)
3. 苫小牧市(23cm)
4. 釧路市(26cm)
5. 根室市(27cm)
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参考:札幌(97cm)

※気象庁過去の気象データより、カッコ内は年間降雪量および最大積雪深の平年値

ーー各市町村にある気象庁の観測地点と平年値で、同一市町村に複数の観測地点がある場合には、役場所在地から最寄りの地点を抽出しています。

北海道で一番雪が降らないのは苫小牧市!
■北海道で4番目に人口が多い苫小牧市

北海道でいちばん雪が降らないのは太平洋側にある工業都市・港湾都市の苫小牧市!

年間での降雪量は140cmしかなく、札幌市と比べて4分の1以下。

避暑地で有名な長野県軽井沢町の降雪量が134cmですので、ほぼ同じくらいです。

積雪も少なく、例年の最大積雪深は23cmですので、冬に札幌から苫小牧に行くとその少なさにビックリするほど!

北海道で一番雪が積もらないのは浦河町!
■競走馬の約80%を生産する日高地方にある浦河町

北海道でいちばん雪が降らないのは太平洋側にあって競走馬の産地として有名な浦河町!

最大積雪深は17cmしかなく、札幌市と比べると5分の1以下です。

その雪の少なさは、栃木県の日光(36cm)や那須高原(31cm)と比べても半分ほどしかありません。

降雪量が少ないけど雪が残る十勝・帯広
■冬は寒いイメージがある十勝地方は意外にも雪は少ない地域です

北海道で2番目に降雪量が少ない帯広。

十勝平野は、湿った空気が日高山脈や大雪山系の2000m級の山々に遮られ、雪が少ない地域として知られています。

帯広では降雪が少なくても積雪深はそれほど少なくありません。これは平均気温は同時期の札幌と比べて2〜3℃ほども低く、降った雪が溶けないためですね。

北海道の太平洋側沿岸の町は雪が少ない!
■雪が少ない町は太平洋側には多いですね

大陸からの冷たく乾いた空気は暖かい日本海を越えるときたくさんの水蒸気で湿った空気になり、山々にぶつかると雪を降らせます。

北海道でも日本海側で雪が多く、太平洋側で雪が少ないのはこのためで、北海道で降雪量が少ない上位5市町のうち、苫小牧市、浦河町、釧路市、室蘭市の4市町は太平洋側にある町ですね。

また、積雪(最大積雪深)が少ない上位5市町(浦河町、室蘭町、苫小牧市、釧路市、根室市)全てが太平洋側にある町です。

北海道で一番雪が多いのはどこ?

北海道でいちばん雪が多いのは、幌加内町!

年間の降雪量は1,338cmで、いちばん少ない苫小牧市の約10倍!また、最大積雪深は190cmにもなり、いちばん少ない浦河町の10倍以上にもなります。

北海道の雪が多い地域をまとめた記事もありますので、ぜひ読んでみてくださいね!

北海道で一番雪が多いのはどこ?降雪量・積雪深ランキング!