北海道といえば、広くて澄んだ青空をイメージする方も多いですよね。

でも実際には地域差があり、晴れが多い地域があれば少ない地域もあります。また、季節によっても晴れの日数は大きく変動します。

北海道の主要都市で晴れが多く日照時間が長いまちやその理由について、まとめてみました!

北海道の「晴れが多いまち」はどこ?

道内主要都市の日照時間と晴れ日数ランキング!

■ 北海道といえばどこまでも広い青空というイメージがありますね!

北海道でいちばん日照時間が長く晴れた日が多いのは、どこでしょうか?

「日照時間」と「晴れ日数」で、北海道の主要都市を比べてみたいと思います。

「日照時間」とは、雲や霧に遮られることなく直射日光が地表を照射した時間のこと。晴れた日が多ければ日照時間は長くなりますが、季節による変動(夏は長く冬は短い)もあり、緯度が高い北海道では特に影響が大きくなります。

そこで、日の出から日の入りまでの可照時間に対しての日照時間の割合が40%以上の日数である「晴れ日数」も用いて、晴れが多いまちをみていきます。

※日の出・日の入りとは“太陽の上辺”が地平線(あるいは水平線)に一致することで、“太陽の中心”が地平線(あるいは水平線)に一致することを基準にする可照時間とは厳密には異なります。

道内主要都市の日照時間・晴れ日数ランキング!

気象庁の観測データの平年値より、北海道の主要都市を年間の日照時間と晴れ日数が多い順にランキングしてみました!

都市名 日照時間
(時間)
晴れ日数
(日)
1. 帯広 2020.1 213.8
2. 釧路 1957.6 203.4
3. 網走 1850.0 189.5
4. 函館 1744.9 175.3
5. 室蘭 1728.1 168.6
6. 札幌 1718.0 168.3
7. 旭川 1566.5 145.4
8. 稚内 1446.9 131.7
(参考) 東京 1926.7 198.3
大阪 2048.6 213.7
沖縄 1727.1 180.6

※気象庁過去の気象データ(1991〜2020年)北海道主要都市の平年値(年・月ごとの値)より

北海道でいちばん晴れが多いのは「帯広」
■ 帯広にある観光スポット旧国鉄広尾線の「幸福駅」の青空

北海道でいちばん晴れが多いのは、十勝の中心都市である「帯広」です。

年間の晴れ日数は200日を超え、全国的にみても年間を通して晴れが多い地域といえます。

北海道の内陸部にあるため大陸性気候で、夏には海岸部で発生した霧が流れ込むこともありますが、カラッとした暑い日が続きます。また、なんといっても“十勝晴れ”といわれる冬の晴天が特徴的で、12〜1月の晴れ日数は月の8割近くにもなります。

北海道でいちばん晴れが少ないのは「稚内」
■ 稚内・宗谷岬ににある「日本最北端の地の碑」の青空

北海道でいちばん晴れが少ないのは、日本最北端のまち「稚内」です。

晴れ日数は年間の約3分の1の131日ほどで、特に12〜1月では北西の季節風により風雪の日が多くなり、月の晴れ日数は2〜3日しかありません。

この地域で晴れが少ない理由は季節によっても異なりますが、地理的に三方が海に面していることから、その影響を受けやすいことがあります。

意外と晴れが少ない「札幌」
■ 札幌のシンボル「さっぽろテレビ塔」の青空

大通公園やさっぽろテレビ塔などの写真では青空のイメージが強い「札幌」ですが、実は北海道の中では意外と晴れが少ないまちです。

年間を通しての各月の晴れ日数は10〜17日ほどで大きな変動はありませんが、比較的晴れる日が多いのは5月の初春と9月の初秋。季節の変わり目のこの時期は、札幌らしい爽やかで気持ちが良い時期です。

一方で晴れが少なくなるのが12〜1月の冬。この季節は日本海上で水分を吸い込んで北西の季節風にのってやってくる雪雲が札幌にたくさんの雪をもたらします。

地域によって大きく異なる北海道の気候


※気象庁過去の気象データ(1991〜2020年) 札幌と帯広の平年値(年・月ごとの値)より

広い北海道では地域によって希少条件が異なり、気候にも大きな違いがあります。

例えば、日本海側にある「札幌」と太平洋側の内陸にある「帯広」では、各月の晴れ日数をグラフにすると上記のように対照的な曲線を描きます。

特に顕著なのが冬で、雪の降る日が多く晴れが少ない札幌に対して、同じ季節でも帯広では「十勝晴れ」と呼ばれる晴天の日が続きます。

冬に晴れの日が続く「十勝晴れ」とは?
■ 冬の季節に晴れの日が続く「十勝晴れ」とは?

「十勝晴れ」とは、11月〜3月くらいまでの冬の季節に十勝地方でカラッと晴れた晴天の日が続くことを表す言葉です。

北海道の中でも太平洋側にあたるこの地域では、西高東低の冬型の気圧配置になっても、湿った空気が日高山脈や大雪山系の2000m級の山々に遮られ、雪雲が入り込まないことが冬に晴れる日が多い理由です。

一方で、晴れるということは放射冷却現象によって気温が下がりやすいことになり、12月中旬〜2月中旬までの2ヶ月間は最高気温がマイナス以下の真冬日が連日続きます。

晴れが多く雪が少なくても厳しい寒さの気候は、十勝地方の特徴のひとつです。