老若男女問わず、最近人気の御朱印集め。

札幌でも御朱印を授かれる神社が多く存在ます。神社によって趣向を凝らした御朱印を集めると、嬉しくなってしまいますね!

でも御朱印だけを目的に神社めぐりをするのは勿体無い!歴史・文化も学びながら、楽しい神社めぐりをはじめてみませんか?

いま人気の「御朱印」を集めながら、札幌での神社めぐりをはじめてみませんか?

御朱印って何?

御朱印の起源は、神道の神社ではなく、仏教のお寺にあるとされています。

その昔、お寺で写経をおさめた証として頂く受付印が、そのうち参拝した時に頂くものとなり、後には神社でも御朱印を授かれるようになったようです。そのため、御朱印は神社の神職に仕える方より押印と墨書きをいただくのが一般的です。

その印や墨書きは神社によって風情があったり、趣向を凝らしたものも多く存在し、コレクションの面白さもあって近年の人気につながっているんですね。

御朱印の頂き方、マナーをしっかり守って参拝しよう

御朱印だけを目的にするのはご法度!歴史、文化を知って神社めぐりを楽しもう。

■御朱印は集まってくると、楽しくなってくるし達成感もありますね!でもスタンプラリー気分ではなく、しっかりお参りの気を気持ちを忘れず、楽しい神社めぐりを心がけましょう。
御朱印はスタンプラリーではありません。

その神社へお参りをさせていただいた証として拝受するものです。なのでお参りもせず御朱印だけ頂くのはご法度!

その神社の歴史、風情ある境内、お祭りされている神様、何より歴史やその土地の文化、貴重なが学べる神社に行って、御朱印だけ授かって帰るのは勿体無いですね!

参拝前には伺う予定の神社について少し調べてみたり、境内に入ってからはそのお庭を散策してみましょう。神社の由来が書かれている石碑や、記念碑、慰霊碑などを見つけることができるかもしれません。

お祀りしている神様について学ぶのも面白いですよ。

御朱印の頂き方

御朱印が頂ける神社、頂けない神社

御朱印を出していない神社もありますので、事前に確認するといいですね。わからない時には、お守りやおみくじを授かる社務所で神職の方や巫女さんに失礼のないように丁寧に聞いてみましょう。

御朱印を頂ける場所

多くの場合は、「社務所」や「授与所」と呼ばれるところで頂くことができます。神職の方や係りの方がご不在の時など、頂くことができない場合もあります。御朱印は一期一会のものですね。社務所で係りの方に、「御朱印を」

御朱印を頂くときの代金、初穂料(はつほりょう)

御朱印を頂くには、お守りやおみくじ同様に初穂料(はつほりょう)を納めましょう。料金は神社によって異なり、社務所内に書かれていることが多いですね。

「御朱印を頂けますか?」御朱印は御朱印帳に頂こう

御朱印をもらう際には、「御朱印を頂けますか?」と失礼の無いよう丁寧にお聞きすれば大丈夫!その時、御朱印帳を用意し、押印してほしいページを開いてお渡ししましょう。まだ御朱印帳を持っていなければ、社務所でも販売していますよ。

御朱印集めをはじめてみよう!

御朱印集めのスタートは、中島公園近辺エリアがおすすめ!

せっかく御朱印を集めるなら、出来るだけ早くいっぱい集めたいですよね。

中島公園周辺のエリアには神社が4つあって、いずれも御朱印をいただくことができますので、一気に4つの御朱印を集めることができますよ!

でも、御朱印を集めるのだけを目的にするのはマナー違反。その神社での参拝もしっかりさせていただきながら、神社の建立の歴史や背景も学ぶと、より深い神社巡りが楽しめますよ。

おすすめは地下鉄幌平橋駅の近くにある護国神社から反時計回りに、多賀神社、彌彦神社、水天宮の順に回るルート。ちょっと遠回りになりますが、中島公園の中を通って行くと気持ちがいいお散歩になりますね!

道のりは約2kmほど。徒歩でゆっくりお参りして巡っても1時間〜1時間半ほどですよ。

A. 札幌護国神社

護国神社とは、戦没者を英霊として祀る神社のこと。

ここ札幌護国神社は、西南戦争で戦没した屯田兵の霊を祀るために建立されたのが始まりとされ、境内の一角には、北海道出身あるいは縁のある戦没者の戦没者慰霊碑が数多く建立されている彰徳苑もあります。

北海道で戦争体験を見聞きできる機会は決して多くありません。

ここに来ると北海道にも甚大な被害があったことを知ることができます。太平洋戦争で地上戦があった沖縄での戦没者22万6千人といわれていますが、沖縄住民を除く日本人戦没者7万7千人のうち北海道出身者は1万8百人と都道府県別で最も多かったということは、北海道住民にもあまり知られていませんね。

他にも、西南戦争、日露戦争、太平洋戦争などで犠牲になられた多くの英霊が祀られている神社です。

御朱印は社務所にて、護国神社のものと、併設されている彰徳苑のものがあります。

B. 多賀神社


境内にはハート形の絵馬が多く奉納されている、恋愛のパワースポット!

札幌護国神社の境内にある社で、1949年に多賀大社より祭神を勧請し、1971には山鼻神社の祭神も合祀されています。

ここは、縁結びの神として有名な伊邪那岐大神(いざなぎのおおかみ)と伊邪那美大神(いざなみのおおかみ)がお祀りされています。日本神話の最初に出てくる神様で、夫婦の神様ですね。

御朱印は、護国神社の社務所でいただけます。

ここの御朱印、「馬」の印と、かわいらしい「ぶじカエル」の印が有名ですね。

「馬」は、総本社である多賀大社の古例大祭(多賀まつり)には多くの馬も列に加わるお渡りがあり「馬まつり」とも呼ばれていることに由来するようですが、では「カエル」はというと・・・なんとオタマジャクシの語源が多賀大社に由来することから!多賀大社が授ける縁起物の「しゃもじ」が「お多賀杓子(おたがじゃくし)」と呼ばれていて、その丸い形から「お玉杓子」に転訛し、のちに形がそっくりなカエルの幼生の名前に使われるようになったそうです。

C. 彌彦神社(弥彦神社)

合格祈願、学業成就のご利益があるとされる人気の神社!

1912年に新潟から北海道への移住者たちが、故郷の彌彦神社から分霊をお祀りするようになり、1970年には太宰府天満宮より菅原道真公の分霊を受けました。菅原道真公といえは、学問の神様として知られていますね。現在では「札幌の天神様」として親しまれています。

結婚式もよく行われていることから、縁結びを神社としても人気になっています。

D. 水天宮

安産、子宝、子育てや、水難除け、漁業、海運、商売繁盛のご利益があるとされる水天宮。全国に27社あるとされますが、札幌の水天宮は1884年に総本宮である福岡県久留米市の水天宮から御分霊され、南2条西4丁目(現在の狸小路4丁目)に祀られたのがはじまりとされます。

翌1885年に鴨々川畔の佐藤源八郎邸に祀られるようになり、1888年から現在の場所に社殿が建立されました。

場所はちょっと分かりづらいのですが、中島公園からすぐ。公園内の中島児童会館の北側に、鴨々川を渡る小さな橋を超えてすぐの場所です。