駄菓子屋さんというとお小遣いでも買うことのできるお菓子や玩具がいっぱいで、子ども時代ワクワクしながら通った方も多いのではないでしょうか。

昭和時代にはあちこちに見られた駄菓子屋さんも時代が移るにつれ見かけなくなりました。しかしここ数年、再び駄菓子屋さんが注目されています。子供たちの憩いの場としてはもちろん、レトロな思い出に浸りに大人の方も多く訪れているのです。

子ども時代を思い出す懐かしい駄菓子店、大人も夢中になる駄菓子屋の魅力とは

今回は札幌の駄菓子屋さんを4選ご紹介します。

懐かしさ満載の昔懐かしいお店から駄菓子以外のメニューや、イベントを行っているお店までさまざま。ぜひお気に入りを見つけてくださいね。

① 古民家を改装したカジュアルでポップな「駄菓子屋チョビ」

駄菓子屋「チョビ」は古民家を改装したお店です。日本の懐かしい時代を感じさせつつ、レトロアメリカンでカジュアルなポップさも漂わせたおしゃれなお店。近くに幼稚園や区民プールがあるので帰りに親子で来る方も多く、いつも賑やか。またフリーマーケットなどを開催していることもあります。

店内は懐かしの昭和を感じるお菓子やグッズがたくさん。子どもたちが次々入ってきては楽しそうに品定めをしていました。

駄菓子屋チョビのお隣には「MORI NO SODA(森のソーダ)」というソーダ屋さんが併設されていて、おしゃれでおいしいソーダやソーダフロートを頂くことができます。定番のメロンソーダはもちろん、パイナップルソーダやマンゴーソーダなど種類がたくさんで選ぶのに迷ってしまいますよ。

こちらは常連客の人気者の看板猫のあくびちゃん。お店にいるときは優雅な姿でお客さんを迎えてくれます。いつも出会えるわけではないので会えたらいいことがあるかもとのことでした。

  1. 営業時間 :
    11:00 - 18:00
    ※定休日:月曜日
  2. 住所 : 札幌市白石区平和通1丁目南7-5
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② 親子でファンが多い地域に密着した「駄菓子屋はなまる」

ご夫婦で営んでいる駄菓子屋はなまるは、創業23年目の地域に密着した駄菓子屋さんです。親子2代にわたるファンがたくさんいます。

店内は懐かしのお菓子であふれていました。種類が豊富で数えきれないほどです。店内にある暖簾もこれぞ駄菓子屋!という雰囲気がたっぷりで嬉しくなりますね。

小さいころに来ていたお子さんが、懐かしいと高校生になってから訪ねてきたり、お父さんお母さんになって、自分のお子さんを連れてきてくれたりするのが何より嬉しいそうです。

多くの人の子どもの頃の思い出の駄菓子屋さんとして、これからも続けられる限りがんばりたい、とご夫婦で話されていました。

  1. 営業時間 :
    15:00 - 18:00
    ※定休日:月・火曜日
  2. 住所 : 札幌市東区北41条東6丁目3-19
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③ キラキラした楽しさがいっぱいの「だがし屋ラボ」

子どもたちが楽しめるイベントも開催している駄菓子屋ラボ。ポップで明るい店内はいるだけでワクワクと楽しくなります。駄菓子販売だけではなく、味噌づくりやペン習字など個性的なイベントを開催しています。

店内では駄菓子だけではなく、リサイクルコーナーもあり服なども販売されているので、幅広い利用ができるのも駄菓子屋ラボのうれしいところ。スーパーにはない変わったお菓子もたくさん置いてあります。

壁には思い思いに落書きできるスペースもあったり職業体験なども行っていたり、子どもたちがのびのびと楽しむことができる駄菓子屋さんです。まさに子どもたちの社交場ですね。

店主の有岡さんは、「小さな子どもたちが大人になっても訪ねてきてくれるお店にしたいですね」と、素敵な笑顔で語ってくれました。

  1. 営業時間 :
    14:30 - 19:30
    [土・日曜]11:00 - 17:30
    ※ 定休日:水曜日
  2. 住所 : 札幌市厚別区厚別西2条1丁目5-18 店舗 Ⅰ スクーデリア 518
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④ すすきの市場に今も歴史を刻み続ける老舗の駄菓子店「藤川菓子店」

すすきの市場は1958年(昭和33年)に建造された建物です。すすきのの中心街にほぼ当時の姿そのままで現在もあります。その中におそらく札幌最古と思われる駄菓子屋さんがあるのをご存じですか。

こちらはなんと1918年(大正7年)から創業しているという、120年近い歴史のあるお菓子店です。いつからすすきの市場に移ってきたかは不明ですが、今も昔と変わらない量り売りを行っています。ケースにはしょうがせんべいや豆菓子など昭和時代の思い出あふれるお菓子がいっぱい。近くの飲食店の方がお酒のつまみに買うことが多いとのこと。

店主の久家さんは御年95歳ですが、ベレー帽をかぶり白衣を着たダンディな姿で毎日お店に立っているそうです。誰かが訪ねてくれる限り、お店を続けていきたいとにこやかに話されていました。

  1. 営業時間 :
    11:00 - 20:00
    ※定休日:日曜、祝日、市場定休日
  2. 住所 : 札幌市中央区南6条西4丁目11-1
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懐かしさだけではないぬくもりを感じに駄菓子屋さんへ行こう!

札幌で駄菓子を楽しめるお店を4つご紹介しました。時代とともに駄菓子屋の在り方も変化しているのを感じます。昔ながらの雰囲気を守り続けるお店もあれば、新たな子どもの憩いの場としてさまざまな工夫をしているお店もあります。

共通しているのは、いつ行ってもホッとできる空間だということ。子どもも大人も駄菓子屋では楽しくワクワクする時間を味わえます。そんな変わらないぬくもりを感じることができるのが、駄菓子屋の大きな魅力なのかもしれません。

ぬくもりある魅力を味わいに駄菓子屋をぜひ訪ねてみてくださいね。