どこまでも続く地平線に美味しいグルメ、北海道の魅力がぎゅっと詰まった十勝・帯広。
このエリアを観光するなら帯広空港に降り立ち、レンタカーでドライブをしてみるのがおすすめです。
誰もが思い浮かべる北海道の原風景に出会いに、出かけてみませんか?
帯広空港からレンタカーでめぐる、ドライブモデルコースをまとめてみました!
広い十勝帯広の見所を1日でまわるコースをご案内します!
帯広や十勝は、そのいかにも北海道らしい景色やグルメに魅力を感じつつも、なかなか行くことができないエリア。
はじめての北海道旅行では、札幌や小樽が中心で、足を伸ばしても富良野・美瑛まで、という方も多い様です。
実際、札幌を起点の北海道旅行を考えると、帯広エリアまでの移動だけでも半日がかかってしまいます。今回は、北海道旅行のリピーターさん、はじめての北海道に帯広エリアを選んだ方へ、帯広空港からレンタカーで見所をまわることができるコースをご案内いたします!
帯広空港からレンタカー!半日ドライブ・モデルコース
十勝・帯広は広いので、ドライブも効率的に巡るのがおすすめ。
今回は、帯広空港をスタートし、十勝平野をコンパクトに見所をまわることができるコースを考えてみました。
A. 帯広空港(とかち帯広空港)
旅の始まりは「帯広空港(とかち帯広空港)」が便利!
東京・羽田路線が1日7往復も就航されています。観光ベストシーズンの8月には名古屋中部国際(セントレア)空港の路線も週4往復就航されていますよ!
羽田 – 帯広の飛行時間は1時間45分。午前9時半前後に帯広空港へ到着する便を選ぶと、ここから先の旅にも余裕ができておすすめです。
空港内には各レンタカー会社のカウンターがあります。空港近隣には徒歩圏にレンタカー会社も多いですが、空港からの無料送迎もあります。事前予約をしておくのが便利ですよ!
B. 幸福駅
最初の目的地は「幸福駅」。
ここは旧国鉄時代、1987年に廃線となった広尾線の駅です。同じく広尾線で2つ先の「愛国駅」とともに、「愛国から幸福ゆき」という切符が一大ブームとなり、廃線後も観光地として有名です。1974年には芹洋子さんが歌われた「愛の国から幸福へ」もヒットしましたね。
C. 愛国駅
順番は逆になっていましましたが次の目的地、「愛国駅」に到着。
ここでは「愛国から幸福ゆき」の切符のレプリカをゲット!結婚を間近に控える友人へのプレゼントにも喜ばれそうですね。
ここは恋愛・結婚成就のスポットとしても有名です。
D. 愛国神社
さらに、恋愛の御利益を授かりたい方は、「愛国神社」にも足を伸ばしてみましょう。
祭神には島根県出雲大社の大國主命をお祀りしていて、縁結びの神社として全国的にも有名。境内には記帳所があり、参拝者名簿に願い事を記入すると御神前に所願成就を祈念して奉納していただけますよ。
ご朱印が欲しい方は、この記帳所に番号札が置いてありますので、それを持ってすぐ近くの大正神社に行くといただけますよ。
E. 㐂久好 帯広総本店
そろそろお腹が空く頃。昼食には帯広名物の豚丼はいかがでしょうか?
帯広中心部に向かって車を走らせると、帯広駅から少し離れたところに老舗「㐂久好(きくよし) 帯広総本店」があります。
ここは駐車スペースもあるので便利ですね!
十勝・帯広に来たら豚丼はマスト!帯広総本店ならではの手切りの厚切り豚ロース肉は、長年継ぎ足しによってまろやかな味わいになっている醤油ベースの甘辛タレに複数回くぐらせながらじっくり柔らかく焼き上げられた絶品。
もともと大衆食堂で地元に親しまれているお店ですが、現在は全国にお店ができるようになりました。もし、旅行から帰って「帯広ロス」に罹っても、全国にあるお店に行くときっと思い出も蘇りますね!
F. 帯広農業高等学校 カラマツ防風林
さぁ、お腹が満ちたら再びドライブ!
帯広市郊外にある、「帯広農業高等学校」に向かいます。この高校の敷地内に、全長が約420mにわたるカラマツ防風林があります。ここは帯広でも屈指の絶景ポイント。
帯広・十勝の農作物は、防風林によって守られ、育まれています。十勝の防風林の風景は、誰もが思い浮かべる北海道の原風景ですね。
もし時間に余裕があれば、隣接する「帯広畜産大学」の構内にある白樺並木にも立ち寄ってみましょう。北海道の大地に似合う白樺が立ち並ぶ姿は圧巻。ちなみにここは、映画「銀の匙」のロケ地としてファンの聖地巡礼も盛んなようです。
G. 紫竹ガーデン
帯広・十勝には有名なガーデンがたくさんありますが、おすすめはここ。紫竹昭代さんこと、紫竹おばあちゃんのお庭「紫竹ガーデン」です。
15000坪のガーデンには、季節を通して約2500種の花々が咲き乱れます。敷地内にはレストランがあり、カフェメニューも充実していますので、ちょっとゆっくりとした時間をここで過ごすのもいいですね。
- 営業時間 : 8:00 - 18:00(4/20-11/31)
- 住所 : 帯広市美栄町西4線107
H. 六花の森
北海道のお土産として大人気の「マルセイバターサンド」を作っている「六花亭」のガーデン。
六花亭の包装紙に描かれている十勝六花(エゾリンドウ、ハマナシ、オオバナノエンレイソウ、カタクリ、エゾリュウキンカ、シラネアオイ)が100,000平方メートルの敷地に季節毎に花開く美しいガーデンです。
園内には六花亭の花柄包装紙を描いた坂本直行の記念館や、農学者・池田均の作品を展示する池田均作品館などクロアチアの古民家を移築した美術館が点在する他、出来立てのバターサンドをはじめ、六花亭のお菓子がコーヒーと一緒に楽しめる「六’cafe(ロッカフェ)」も。
それにしても、六花亭のお菓子って、ほんっとに美味しいんですよね!お土産の販売コーナーもありますので、ぜひ立ち寄ってみてください。
I. 花畑牧場ショップ
さぁ、もう少し車を走らせましょう。ここは「生キャラメル」で一斉を風靡した「花畑牧場」の本店・工場があります。
十勝・帯広って、なんでこんなに美味しいお菓子がいっぱいあるんでしょうか笑
あの有名な生キャラメルが製造されている工場も、ここにあります。他にも、ホエー豚を使ったハムやベーコン、北海道・十勝産の生乳を100%使用した手造りチーズも購入することができますよ。
J. 中札内農村休暇村 フェーリエンドルフ
お疲れ様でした。今日の宿は「フェーリエンドルフ」です。
ドイツ型のコテージが点在する森の中で過ごすこと、それは十勝の大自然を満喫するのにベストなロケーション。
プライベートな空間のコテージでは、夕食に庭でバーベキューを楽しんだり、満点の星空の下で家族・友人との会話を楽しむのもいいですね。
敷地内で飼われているニワトリたちの朝の恵み、産みたての新鮮なたまごを使った「卵かけご飯」は絶品。ぜひ食べてみて。
まとめ・旅の応用編
いかがでしたか?
帯広空港着からレンタカーで帯広エリアを1日間でめぐるコースをご案内しました。
他にも立ち寄って欲しいスポットは盛りだくさんの帯広ですが、短時間で効率的に周り、十勝・帯広の魅力を感じるにはベストなコースだと思います。もし、お目当てのスポットが含まれていなかったら、色々アレンジしてみてくださいね。
応用編 – 2,3日目の過ごし方
今回ご案内したルートはコンパクトに十勝平野を周っただけなので、2〜3泊の旅行なら、翌日以降はさらに十勝平野を広く巡るのもいいですね。ブドウ栽培とワイン醸造で有名な池田町や蕎麦栽培で有名な新得町などがおすすめですよ。
さらに行動範囲を広げたい方は、富良野・美瑛方面に向かい旭川空港から帰路につくプランや、道東・知床方面に向かい中標津空港や女満別空港から帰路につくプランもおすすめです。この場合は、レンタカーの乗り捨て可能なプランを事前に確認しておく必要があります。
ぜひ、すてきな帯広・十勝旅行を楽しんでくださいね。