ジンギスカンといえば北海道の郷土料理として、観光でのグルメとして大人気!
北海道民にとっては自宅で味わう家庭料理としてはもちろん、お花見やアウトドアでも定番ですね。
あなたも、今こそ「おうちジンギスカン」を始めてみませんか?
北海道のソウルフード!ジンギスカンのやり方・焼き方教えます!
さぁ!おうちジンギスカンを楽しもう!
北海道のソウルフードとして知られるジンギスカン!
観光旅行で初めて食べて、その魅力にすっかりハマってしまった…という方も多いのでは?
最近ではインターネット通販や北海道の物産展など、本州でも羊肉を手軽に手に入れることができるようになり、近年では低カロリー&高タンパクなヘルシーさから人気が高まっていますね。
さらに、ジンギスカンは野菜も美味しくたっぷり食べられるとあって、日頃の野菜不足を解消するにもぴったり!
あなたも、おうちジンギスカンを楽しんでみませんか?
ジンギスカンの焼き方について
ジンギスカンの焼き方は、その人・家庭それぞれに一家言あり、これが絶対という正解はありません。
専用の鋳物鍋を使った伝統的なジンギスカンはもちろん、バーベキュー感覚の網焼きやフライパンやホットプレートなど、スタイルによって焼き方は様々です。
また、使う肉も薄切りのロール肉と厚切りの生肉、タレの後付けか味付き肉かによっても焼き方は変わってきます。
ここでは、王道のジンギスカン鍋でラムロール肉を使った家庭的なジンギスカンの焼き方について、解説していきます!
① ジンギスカン鍋を予熱し、野菜を乗せよう!
鋳物製のジンギスカン鍋をカセットガスコンロの上に乗せて、しっかり予熱しましょう!
その際、羊脂を頂部に乗せて、鍋全体に油がわたって、鍋が黒い光沢になればOK。羊脂が手に入らなければ牛脂やラード、もちろんサラダ油でも代用できます。
煙が立ち上がってきたら、野菜を投入する合図です!
火の通りにくい野菜から順に、にんじん・玉ねぎ・ピーマンを乗せていきます。かぼちゃ・とうもろこしなどは、あらかじめ下茹でしておくのがおすすめですよ。
次に、「もやし」を鍋全体に乗せます。
もやしはジンギスカンの影の主役!絶対に欠かすことができな存在です。
もやしは1人で1袋くらいはペロリと食べられるので、多めに用意するのがコツ。写真では2袋分を乗せていますが、食べ進めて足りなくなったら、どんどん追加していきましょう。
② 野菜の上にロール肉をかぶせて蒸すように焼く!
鍋に野菜が乗ったら、すかさずロール肉でジンギスカン鍋全体が隠れるように乗せ、蒸し焼きにしていきます。
この蒸し焼きは火が通りやすいロール肉のジンギスカンでは一般的な焼き方で、ロール肉のジンギスカンを提供するお店もこのスタイルが多いです。
お肉も野菜も美味しく食べることができる焼き方なので、とってもおすすめですよ!
③ ロール肉の色が変わってきたら、もうすぐ食べ頃!
野菜の上にのせたロール肉の色が変わってきたら、中の野菜にも火が通ってしんなりしているはず。
ロール肉を裏返しながら、徐々に凸面のスペースをあけて、鍋肌で肉の赤みがなくなるまでしっかり焼きましょう。
ここまで来たら食べ頃です!肉と野菜を一緒にタレにつけて味わいましょう!
食べ進めて野菜やお肉が足りなくなったら、無造作に追加してOK!
どんどん焼いて、どんどん食べるのが、ジンギスカンのおいしい味わい方です。
ジンギスカンの食材選びについて
⑴ 羊肉はどこで買う?ラム・マトンどっち?
ジンギスカンといえば羊肉。
北海道であればどこでも手に入るジンギスカン肉ですが、道外でも物産展やインターネット通販で購入することができるので、1人あたり250〜350gを目安に用意しましょう。
羊肉には「ラム」と「マトン」がありますが、生後1年未満の仔羊でクセのないラム肉がおすすめ!
後付けのタレで味わう「ラムのロール肉」ならより北海道らしいジンギスカンが楽しめますし、もし余っても冷凍保存ができるので便利。
こだわり派の方は肉厚でジューシーな食感を楽しめる生肉のロースやショルダー、希少部位を選ぶのもいいですね。
⑵ ジンギスカンにあう野菜とは?
ジンギスカンは野菜を美味しくたっぷり食べられるのも魅力!
絶対に欠かせないのは「もやし」で、1人で半袋〜1袋はペロリと食べられるので、多めに用意するといいですね。
他にも「にんじん」「玉ねぎ」「ピーマン」「キャベツ」などが定番です。
焼肉では野菜をあまり食べないという方でも、ジンギスカンだと不思議とモリモリ食べられます。少し大きめの一口大にカットし、多めに用意しておきましょう。
北海道の気分をさらに盛り上げるなら「とうもろこし」「かぼちゃ」「アスパラ」など北海道名産の野菜を加えるのもおすすめ!
特にイチオシなのは「行者にんにく」という北海道でよく採れ、その名の通りニンニクの香りが楽しめる山菜。別名アイヌネギとも呼ばれています。
本州ではなかなか手に入れることは難しいかもしれませんが「ニンニクの芽」で代用することもできますので、ぜひ試してみて。
⑶ 永遠の論争「ベル or ソラチ」タレはどっち派?
ジンギスカンをジンギスカンたらしめているもの、それは「ジンギスカンのタレ」です。
このタレには「ベル」と「ソラチ」の2大メーカーが存在し、北海道の家庭ごとや人それぞれに好みが分かれ、しばしば終わりのない論争が繰り広げられます。
どちらも醤油ベースでジンギスカンによく合うのは同じですが、しいて違いをあげるとすればベルは甘みが強く、ソラチはもう少しピリッと醤油の風味が香る、という印象。それゆえ、両方のタレをブレンドして使う、という方もいます。
ジンギスカンのタレはインターネット通販や物産展、最近では本州でも一部のスーパーでは手に入るようです。
くれぐれも、焼肉のタレで代用する、なんてことはない様に!
ジンギスカン鍋はないとダメ?
ジンギスカンをやるなら、ジンギスカン鍋はないとダメなのでしょうか?
北海道の家庭でもホットプレートやフライパンでジンギスカンをするくらいなので、なくてもOK。
でも、ジンギスカン鍋があると、やっぱり圧倒的に美味しいですよ!
やっぱり圧倒的に旨いジンギスカン鍋!
おうちでジンギスカンを楽しむにも、中央部分が盛り上がった凸型のジンギスカン鍋を用意するのがおすすめ!
これがあるだけでジンギスカン気分も一気に高まりますよね!
何より、ジンギスカン鍋で食べると圧倒的に美味しいということ。
中央の凸部分で肉を焼くことで滴る肉汁と油が、周囲の凹で焼いている野菜をさらに美味しくしてくれるからこそ、ジンギスカン本来の味わいを楽しむことができるのです。
鋳物製の一生もの or アルミ製の使い捨てタイプ
ジンギスカンの専用鍋として一般的なのは、鋳物製のもの。
北海道ではホームセンターで簡単に手に入りますが、インターネット通販や、北海道のお土産品店でも販売されています。
お値段は3,000円〜とそれほど高価ではありませんが、大切に使えば一生ものですので、本格的に味わいたいなら持っておいても損はないはず。
また、北海道の家庭やアウトドアでも重宝されているアルミ製の簡易ジンギスカン鍋というものもあります。
面倒なお手入れの必要がなく、保管スペースも取らないので便利でお手軽!1枚あたり300円ほどから手に入りますよ。