北海道旅行では、レンタカーがパックになってるツアーも多くありますね。
たしかに広い北海道を旅するにはレンタカーが「必要」になることも多いですが、多くの方が訪れる札幌・小樽がメインの旅行であれば「不要」という話も。
実際、札幌・小樽の北海道旅行ではレンタカーは必要なのでしょうか?
札幌や小樽の観光にはレンタカーがあった方が良い?
レンタカーは無くても大丈夫だけど、あった方がもっと楽しい!
北海道内でも多くの方が旅先に選ぶ「札幌&小樽」
パックツアーではレンタカー付きのプランも多くありますが、本当にレンタカーが必要なのか?不要なのか?といえば、
ーーなくても大丈夫だけど、あった方がもっと楽しい!
ということ。
その理由や、レンタカーを利用しない場合の観光、上手なレンタカーの利用方法や、ドライブコースについてもまとめてみました!
札幌・小樽でレンタカーが無くても良い3つの理由
札幌・小樽を中心に巡る北海道旅行を計画しているなら、レンタカーがなくても十分に楽しめるはずですよ。
理由① 新千歳空港 – 札幌, 小樽 間はJRが早くて便利!
北海道の玄関・新千歳空港から札幌・小樽へのアクセスはJRが便利!
空港内に「JR新千歳空港駅」が併設されています。ここから札幌へは「快速エアポート」が15分間隔で運行されていて、JR新千歳空港 – JR札幌駅は37分。
車の場合、札幌中心部までは高速道路を利用しても1時間はかかりますので、JRの方が早くて便利。レンタカーの営業所へ向かう時間と手続きにかかる時間も含めるとなおさらですね。
また、空港から小樽にJRで直行するのもおすすめ。
快速エアポートのうち、2本に1本は小樽まで乗り換えなしでいける直通。JR新千歳空港 – JR札幌駅まで1時間15分です。
理由② 札幌の観光名所は中心部に密集してる!
札幌の観光名所はたくさんありますが、ガイドブックにもよく掲載されているのは、
- 札幌市時計台
- 赤れんが庁舎(北海道庁旧本庁舎)
- 大通公園・テレビ塔
- すすきの・ラーメン横丁
- 2条市場
- 北海道大学のクラーク像・ポプラ並木
ーーこれらはいずれもJR札幌駅を中心に1.5km圏内です。宿泊先も札幌中心部にホテルを取っているなら、ほとんどの場合でこの圏内のはず。
札幌の中心部は交通量が多く、慣れていない方だと運転も難しいです。駐車場もお目当てのスポットの近くで見つけるのは一苦労。これらのスポットへ行くなら徒歩がおすすめです。
最近ではレンタサイクルも便利で、観光客の方もよく利用されているようですよ!
理由③ 駐車料金が高めな小樽。市内の観光はブラ歩きが楽しい!
小樽の観光では、車があるとかえって足かせになってしまう場合もあります。
石造りのレトロな街並みが美しい小樽はブラ歩きが楽しい街。
「小樽運河」沿いの道を歩いたり、グルメスポットやお土産品店、観光スポットが軒を連ねる「堺町通り商店街」での食べ歩きも楽しいですね!
- 小樽運河や石造倉庫群
- おたる屋台村 レンガ横丁
- 堺町通り
- 日本銀行 旧小樽支店
- 北一硝子
- オルゴール堂
- かま英
ーーこれらの人気スポットはJR小樽駅から小樽運河までの途中にあったり、運河沿い・近郊にあるので車は不要です。
もし車で行くなら、人気の観光地とあって駐車場もかなり高めなのを覚悟しておいた方が良いかも。2〜3時間の駐車でも数千円になることも。
北海道の雄大な自然を感じるドライブに出るならレンタカーは必須!
市内観光だけだったら車の必要がない札幌・小樽ですが、北海道らしい雄大な自然を感じるドライブや、郊外にある観光スポットまで足を延ばすなら、やはりレンタカーが必要!
賢いレンタカーの利用の仕方、おすすめスポットやドライブルートもご紹介します。
どこでレンタカーを借りるのが良い?
パックツアーで多い新千歳空港で配車/返車
レンタカー込みのパックのツアーや、レンタカーのオプションを付ける場合で多いのが、新千歳空港で配車/返車する、というパターン。
この場合、①空港から先も重い荷物を持って歩かなくても良い、②お土産をたくさん買い込んでもラク、③交通機関の時間を気にする必要がない、などメリットも多いです。
旅行中、好きな時にレンタカーを使えるので、旅行の自由度も高いですね。
ただし、宿泊先で駐車場が利用できるか、その場合の料金については事前に確認しておくのがおすすめです。
賢いレンタカーの借り方!
車を利用しないことも多い札幌・小樽の旅行。
旅行中ずっとレンタカーを借りていると、余分な費用がかかってしまうことも。
新千歳空港までの行き来にレンタカーを利用しないなら、旅行中の1日だけレンタカーを手配したり、市内中心部で借りて空港で乗り捨てできるプランを考えるのも賢い借り方。
旅行中ずっとレンタカーが付く格安パックもありますが、利用しない時の駐車料金がかかると、かえって割高になってしまうこともあります。
よく比較して検討したいですね!
札幌・小樽の旅行でおすすめのドライブルート、スポットは?
新千歳空港→札幌へはちょっと遠回りすると楽しい!
新千歳空港からレンタカーを手配するなら、札幌に直行するのはもったいない!
空港からちょっと遠回りして、北海道ならではの自然の景観や美味しいグルメを味わって札幌に向かうのがおすすめですよ。
支笏湖経由で札幌へ!
新千歳空港と同じ千歳市にある『支笏湖(しこついこ)』
空港から31km, 35分の距離にある北海道の雄大な自然を全身で感じられるおすすめスポットです。
約4.4万年前の火山噴火によってできたカルデラ湖で、その透明度は日本屈指。
支笏洞爺国立公園に位置するこの湖の周辺には、登山にも人気の樽前山や風不死岳、恵庭岳の支笏三山などの山々があり、お土産品店が並び、水中遊覧船もある洞爺湖温泉街は道央圏でも人気の景勝地になっています。
長沼町、由仁町経由で札幌へ!
千歳市近郊、田園風景が風呂がる長沼町や由仁町は札幌へのドライブに最適な経由地!
北海道の広い大地を感じるドライブコースとしても人気です。
この辺りは農家さんが運営するファームレースとランやカフェも多いエリア。お目当のスポットをあらかじめ決めておいて向かうと良いですね。
札幌郊外、車で行きたいおすすめスポットはここ!
白い恋人パーク
札幌中心部から離れた観光スポットで人気なのが『白い恋人パーク』は札幌市中心部から8.1km、車で約20分ほど。
北海道土産の定番「白い恋人」を作っている石屋製菓が運営するチョコレートエンターテインメント施設。
白い恋人の製造工程が見学できるだけでなく、”チョコレートを愛しすぎた博士”と一緒に「チョコレートはどうして人々をしあわせにするのか…」を探る約30分間のファクトリーツアーではチョコレートの歴史を学べたり、オリジナルスイーツが味わえるカフェも。
おすすめは旅の思い出に「自分だけのオリジナルの白い恋人」作りが楽しめるスイーツワークショップ。
子供から大人まで楽しめるテーマパークですよ。
- 営業時間 : 9:00 - 19:00
(入館受付は18:00まで)
ファクトリーコース営業時間:9:00 - 18:00
(最終17:00) - 住所 : 北海道札幌市西区宮の沢2条2丁目11-36
- TEL : 011-666-1481
- ファクトリーコース入館料:大人600円、子供300円
プレミアムファクトリーコース入館料:大人1,500円、子供1,200円
駐車場:無料
大倉山ジャンプ競技場
札幌市の西の山あいにある『大倉山ジャンプ競技場』は1972年に開催された札幌オリンピックでも使用されたスキージャンプ(ラージヒル)の競技場で、札幌市中心部から7.0km、車で約20分ほど。
ここは今でも国際的なスキージャンプの大会が開催されている他、ナショナルトレーニングセンターとしてスキージャンプの強化選手たちがトレーニングを行なっている施設でもあります。
テレビでよく見るスキーのジャンプ台ですが、実際に行ってみるとその大きさ、スケールにきっとびっくりするはず!
ジャンプ大会や公式練習がない日にはリフトで展望台まで上がってスキージャンプ選手の目線でジャンプ台を見下ろすことができます。
まるで札幌の街中に飛び込んでいくような大倉山ジャンプ競技場からの景色は絶景!
敷地内にある札幌オリンピックミュージアムでは札幌とオリンピックの関わりを学べる展示や、ウィンタースポーツの体験ができるアトラクションも!
- 営業時間 : (夏季)8:30 - 18:00
(夏季夜間営業)18:00 - 21:00
(冬季)9:00 - 17:00 - 住所 : 北海道札幌市中央区宮の森1274
- TEL : 011-641-8585
- リフト料金(往復):大人500円、子供300円
駐車場:無料
中山峠の道の駅・望羊中山
札幌からニセコ、道南を結ぶ北海道の主要幹線道路・国道230号にある『中山峠』
この峠道の標高835mの頂点には『道の駅・望羊中山』があって、ここからは富士山によく似た整った円すい型の山姿から蝦夷富士(えぞふじ)とも称される「羊蹄山」が綺麗にみられる絶好のビューポイント!
また、この道の駅で名物になっているのが「あげいも」
塩ゆでされたホクホクのじゃがいもを、ドーナツのような甘い衣をつけてサクッと下げられた「あげいも」は、北海道民にとってもソウルフード!
ぜひ、絶景と共に味わってくださいね。
- 営業時間 : 8:30 - 17:30
- 住所 : 虻田郡喜茂別町字川上345番地 道の駅 望羊中山
- TEL : 0136-33-2671
- 駐車場:無料
小樽のその先、絶景&人気スポット!
神威岬
積丹ブルーと評されるコバルトブルーの積丹の海が眼下に広がる『神威岬』
アイヌ語で「神」を意味する神威(カムイ)の名がつくこの岬は、神聖な場所としてかつては女人禁制の地でした。
もちろん、今では女性の方も足を踏み入れることができるこの岬は、神威岬灯台があるその先端までは日本海の雄大な眺めが広がる770mの遊歩道「チャレンカの小道」が整備されています。約20分ほど先端まで着くと周囲300度の大絶景と、地球に丸みを感じさせる彼方の水平線を見ることができます。
- 営業時間 : 4月 8:00 - 17:30
5月 8:00 - 18:00
6月 8:00 - 18:30
7月 8:00 - 18:00
8月~10月 8:00 - 17:30
11月 8:00 - 16:30
12月~3月 10:00 - 15:00
※入園は1時間前まで - 住所 : 北海道積丹郡積丹町大字神岬町草内 北海道積丹郡積丹町大字神岬町草内 神威岬
- TEL : -
- 女人禁制の門及び入口ゲートの開閉時間は、天候により変更となる場合あり。
ニッカウヰスキー北海道工場・余市蒸溜所
日本のウイスキー作りの父・竹鶴政孝が理想の地を求めて辿り着いた余市。
ここに、ニッカウヰスキーの創業地である余市蒸溜所があります。
NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」の舞台ともなった場所として、ドラマのファンのみならず、多くの観光客が訪れる人気観光スポット!
蒸溜所では、ウイスキーの製造方法・工程が学べる他、ウイスキーの歴史やニッカの生い立ちなどを展示した博物館、マッサンこと竹鶴政孝と妻のリタが暮らした私邸の一部も見学することが可能ですよ。
- 営業時間 : 見学時間 9:00 - 17:00
- 住所 : 北海道余市郡余市町黒川町7-6
- TEL : 0135-23-3131
- 見学ご案内時間
(午前)9:00 - 12:00
(午後)13:00 - 15:30
※毎時00分、30分に開催
見学:無料
駐車場:無料