小豆(あずき)といえば、北海道!ーーというくらい、全国の9割以上を占める一大産地の北海道。

それも十勝産ともなれば最高品質の小豆として、お菓子やスイーツにたくさん使われていますよね!

おいしい「あんこ」に欠かせない、十勝平野の小豆栽培についてまとめてみました!

北海道・十勝産の小豆、その美味しさの秘密とは?!

ふっくら美味しい北海道の小豆

「北海道産の小豆を使用!」というキャッチフレーズを見かけたことはありませんか?

小豆といえば北海道というほど、全国の生産量の93%を占める北海道は小豆の一大産地なんです。

ふっくらと炊き上がり豆本来の優しい甘さと風味が美味しい北海道の小豆は、スイーツやお菓子などに欠かせませんね!

北海道のおいしい食材『小豆』
  1. マメ科 > ササゲ属
  2. 旬の時季 : 秋〜冬
  3. 北海道の主な産地 : 音更町, 芽室町, 帯広市, 幕別町, 士幌町
  4. 炭水化物:59.6g
    (うち食物繊維:24.8g)
    脂質:2.0g
    タンパク質:20.8g
    ビタミンB1:0.46mg
    ビタミンB2:0.16mg
    ビタミンB6:0.40mg
    ※日本食品標準成分表2020年版(八訂)より可食部100gあたり

※成分表の数値は「あずき 全粒 乾」です。

北海道・市町村別の小豆収穫量は?

市町村 地区 作付面積(ha) 収穫量(t)
 1. 音更町 (十勝) 2,090 6,550
2. 帯広市 (十勝) 1,820 5,450
3. 芽室町 (十勝) 1,760 5,770
4. 幕別町 (十勝) 1,220 3,580
5. 士幌町 (十勝) 806 2,680
12. 倶知安町 (後志) 711 1,550
14. 大空町 (オホーツク) 398 1,000
15. 千歳市 (石狩) 367 969

※平成27年度 農林水産省統計部「作物統計」より

上の表は、北海道の市町村別の小豆の作付面積と収穫量のランキングです。

この表をみても、いかに十勝地方が小豆の生産が盛んであるかがわかりますね!

北海道の小豆生産の7割を占める十勝地方

北海道の中でも特に小豆の生産が盛んなのが、十勝地方です。

十勝産の小豆は品質が高く「あんこ」などの原料によく使われているので、お菓子のパッケージなどで「北海道十勝産」というのをよく見かけますよね!

市町村別でみると、最も生産量が多いのは、音更町。そして芽室町、帯広市と続きます。

表では割愛していますが、6位以下も更別町、本別町、池田町、鹿追町、そして11位の豊頃町までの全てを十勝地方が占めていて、十勝の小豆生産は北海道全体の7割にもなります。

ちなみに十勝以外では、後志地方の倶知安町が12位、石狩地方の千歳市が14位、オホーツク地方の大空町が15位です。

畑作に適した恵まれた自然環境

なぜ、十勝は小豆の生産がこれほどまでに盛んなのでしょうか?

本来、寒さに弱い小豆ですが、十勝は内陸性の気候により北海道の中でも比較的温暖な地域。日照時間が長いので作物の生育に良いのはもちろん、火山性の土壌も小豆栽培に適しています。

そして内陸ならでは昼夜の寒暖差により、甘みが強く、皮が薄く風味が良い小豆になるのです。

十勝平野の恵まれた自然環境が、おいしい小豆を作っているのですね!

安定した収穫を支える十勝平野の4輪作

「輪作」ーーというのを知っていますか?

毎年、同じ作物を同じ場所で栽培していると、土壌の養分が不足したり、病原菌の発生で収穫が少なくなってしまうことがあります(連作障害)。

十勝では、主に小麦・てん菜(ビート)・豆類・じゃがいも(馬鈴薯)の4品種をこの順番に栽培する「4輪作」が行われています。

この輪作では、土の上にできる作物(小麦・豆類)と土の中にできる作物(てん菜・じゃがいも)を交互に栽培することで、安定しておいしい作物が収穫できるような工夫がされているんですよ!