日本酒といえば、冷涼な気候と米どころとしても有名な北陸の新潟県や東北の秋田県をイメージされる方が多いですよね。
実は北海道にもたくさんの蔵元があり、全国的にも高い評価を受けて人気の酒蔵・蔵元もあるんですよ!
ここでは、札幌市内と近郊で3ヶ所ある日本酒の酒蔵について、その特徴や酒蔵見学、直売所での試飲などについてまとめてみました!
観光におすすめ!札幌・近郊にある日本酒の蔵元まとめてみました!
北海道の美味しい酒造り、その特徴とは?
北海道のお酒といえば、もっぱらビールというイメージが強いかもしれませんが、実はおいしい日本酒もたくさんあります。
現在、道内には12の酒蔵があり、米どころしても栄える北海道らしい米の旨味を活かしたお酒作りがされています。
冷涼な北海道は、寒い季節に仕込みが行われる日本酒作りに適した土地。
広い北海道内に点在するそれぞれの酒蔵は、それぞれ異なる風土を活かし、キリッとした淡麗な辛口から香りが高く芳醇なお酒まで、多彩な日本酒が揃っていますよ!
見学や試飲も!札幌&近郊にある日本酒の酒蔵まとめ!
札幌市内と近郊にある3カ所の蔵元をご紹介!
酒造りの様子を見学することができたり、試飲をしながらのお酒選びができます。
日本酒関連のアイテムが揃うショップが併設されていたり、スイーツやカフェメニューを提供している場所もあるので、観光はもちろんドライブで立ち寄るのにおすすめですよ!
① 千歳鶴 – 日本清酒(株) / 札幌市
1872年(明治5年)に札幌で初めて酒造りを営んだ柴田酒造店を前身とする日本清酒は『千歳鶴』の銘柄で知られ、全国新酒鑑評会で14年連続金賞を受賞する全国屈指の酒蔵です。
酒米には北海道の新十津川町の契約農家で作られる“吟風”のみを使用。
札幌南部の自然豊かな山々を水源とする“豊平川の伏流水”で仕込まれた酒は、淡麗辛口で芯がしっかりとした味わいです。
まさに、札幌を代表しかつ唯一の札幌の地酒として市民に愛されていて、市内の居酒屋でも広く提供されています。
札幌中心部からもほど近くにある「千歳鶴酒ミュージアム」は、かつて実際に使われていた木製の仕込み桶などの資料展示のほか、試飲を楽しみながら日本酒選びができる直売店があって、日本酒好きの札幌観光ならマストのスポット。
酒粕を使ったアイテムも豊富で、特に酒粕ソフトクリームは絶品!ぜひ味わってみて。
- 営業時間 : 10:00 - 18:00
※年末年始休業 - 住所 : 札幌市中央区南3条東5丁目1
- TEL : 011-221-7570
- 入場:無料
駐車場:あり(20台、30分無料 / 1,000円以上のお買い物で60分間まで無料)
② 宝川 – 田中酒造(株) / 小樽市
北海道屈指の観光地・小樽の地酒『宝川』を代表銘柄とする1899年(明治32年)創業の老舗作り酒屋が、田中酒造です。
通常の日本酒造りは寒い冬に仕込み作業を行うのに対し、冷涼な気候を活かして1年を通じて仕込む“四季醸造”を行っている全国的にも珍しい酒蔵。
酒米は“彗星”を中心に100%北海道産で、杜氏をはじめとするスタッフが契約農家の田植えから収穫までの手作業での農作業にチャレンジするというこだわりぶり。
製造場の見学や試飲が楽しめる「亀甲蔵」は、メルヘン交差点から徒歩10分ほどにあって、ここでしか買えない限定酒もあるので小樽観光の際にはぜひ立ち寄ってみて!
- 営業時間 : 9:00 - 18:00
(年中無休) - 住所 : 小樽市色内3丁目2-5
- TEL : 0134-23-0390
- 入場:無料
駐車場:あり(乗用車70台)
③ 北の錦 – 小林酒造(株) / 栗山町
1878年(明治11年)に札幌のすすきの近くで創業、1891年(明治34年)に豊富な水と広大な土地を求め、現在の栗山町に工場を移転してきたのが小林酒造です。
代表銘柄の『北の錦』で知られ、夕張を中心とした炭鉱員に愛されてきた老舗の酒蔵。
酒米には“吟風”や“彗星”など道産米100%にこだわり、2008年(平成20年)からは糖類などの添加物を完全廃止し北海道唯一の全商品を特定名称酒(本醸造以上)にした酒造りを実現しています。
敷地内には、試飲やお酒選びができる「北の錦蔵元記念館」をはじめ、酒と本格手打ちそばを味わえる「錦水庵」もあります。
歴代社長宅であった古民家をリノベーションし、甘酒や甘酒しるこなどカフェメニューを提供している「小林家」はドライブの際にぜひ立ち寄りたいおすすめスポット!
- 営業時間 :
[4〜10月]10:00 - 17:00
[11〜3月]10:00 - 16:00 - 住所 : 夕張郡栗山町錦3丁目109
- TEL : 0123-76-9292
- 入場:無料
駐車場:あり