毎年2月上旬に開催される「さっぽろ雪まつり」。
新型コロナウイルス蔓延のため一時は開催が見送られていましたが、2022年からは再開され、2023年は“大通”“すすきの”の2会場に雪と氷の芸術がたくさん並びました。
この時期では、今年で73回目の開催となる「さっぽろ雪まつり2023」の見どころをレポートします。
「さっぽろ雪まつり2023」開催日程は?会場はどこ?
開催日程は以下の通り
「さっぽろ雪まつり2023」の開催期間は、2月4日から2月11日の8日間。
期間内は、「大通会場」に陸上自衛隊と市民有志が製作した大小の雪像が、「すすきの会場」には近隣の飲食店や企業などが協賛し製作した氷の彫刻がずらりと並びます。
また、昼の風景と夜の風景は全く印象が違うので、昼間たっぷりと雪像鑑賞を楽しみ夜はライトアップされた雪像をまた見に行く…という楽しみ方も◎
展示作品のライトアップは、「大通会場」は22時まで、「すすきの会場」は23時(最終日のみ22時)まで行われています。
各会場の詳細はこちら
大通会場
大通会場は、札幌テレビ塔のある大通西1丁目から地下鉄西11丁目駅のある大通西10丁目までの大通公園です。
今年は西1丁目会場にカーリングの体験コーナーを、西4丁目、西5丁目、西7丁目、西8丁目、西10丁目の各会場に大雪像を設置。
大雪像はステージとしても利用され、週末にはコンサートや来場者参加型のイベントなども催されます。
大雪像が設置されている会場は札幌市内の各テレビ局や新聞社の協賛で運営されています。
各エリアごとにテーマが決められ、そのテーマにちなんだイベントも催されるので注目してみましょう。
人気のゲームやアニメとコラボしたブースや雪像もあります。
作品やゲームのファンなら、会場を訪れてぜひとも雪像と一緒に写真を撮りたいですよね!
市民有志によって製作された中小サイズの雪像は、最近話題となっているキャラクターをモチーフにしたものや世相を反映した作品が多く見られます。
「SPY×FAMILY」のアーニャ像や「ちいかわ」などのキャラクター像、「キツネダンス」をイメージした作品や「大谷翔平」の像など知名度の高いスポーツ関連の作品は、大人も子どもも足を止めて撮影の順番待ちをするほどの人気っぷり!
また、夜になると大雪像の一部ではプロジェクションマッピングの投影が行われ、多くの人が足を運びます。
5丁目会場では「JRA札幌競馬場presents 疾走するサラブレッド プロジェクションマッピング」が行われ、競走馬が疾走するカラフルで躍動感あふれる演出を体感することができます。
8丁目会場では、「豊平館と振り返る札幌の100年」というテーマでプロジェクションマッピングが行われ、光と音の芸術を鑑賞しながら札幌の歴史を知ることができますよ!
これらの大雪像のほか、中小サイズの雪像も一部ライトアップされています。
昼間の賑わいに匹敵する人の多さに驚かされるのも、「さっぽろ雪まつり」の特徴でしょう。
すすきの会場
すすきの会場は、地下鉄すすきの駅がある南4条から南6条通りまでの駅前通りを歩行者天国にして開催されます。
会場内は順路に沿って氷の彫刻や氷像を見学するスタイルで、時折気に入った作品の前で足を止め、撮影に没頭する人の姿も見られました。
すすきの会場の目玉作品のひとつである「魚入り氷像」。
本物の魚介類を使用しているので、普段実物の毛蟹やタラバガニを見る機会がない北海道外からの観光客は大喜び!
南4条の入口付近に展示されているのですが、足を止めて写真を撮影している人が多い展示のひとつ。
「すすきの会場」のフォトスポットとして押さえておきたい展示です。
透き通った氷に閉じ込められた蟹や魚の姿のインパクトはもちろん、その美しさと個性的な見た目に思わず惹き付けられますね!
この蟹や魚たち、展示が終わったあとは美味しく食べられるのでしょうか…?
また、南5条通り沿いには記念撮影ができるフォトブースが設置されており、来場者がこぞって写真を撮影していたのもここ。
オリジナルのペープサートを借りて撮影することができるので、観光気分がさらに盛り上がることでしょう。
会場内のショップもチェックして
会場内には複数のオフィシャル・ショップがあり、雪像や氷の彫刻の写真が印刷されたポストカードや北海道を代表する動物たちをモチーフとしたオリジナルグッズの販売を行っています。
公式パンフレットもこちらで購入することができますよ!
また、オフォシャル・ショップのほかにも北海道の民芸品やおみやげ品を販売するブースも設置されています。
こちらには公式グッズ以外の北海道内で販売されている個性豊かなグッズがラインアップ。
おみやげ選びの選択肢が広がるので、ぜひいろいろなショップへ立ち寄ってみて。
来年以降の開催にも期待!北海道の冬の祭典に足を運んでみて
「さっぽろ雪まつり2023」は開催終了まであとわずか。
12日の午前中には、せっかく時間をかけて製作した雪像たちが一気に取り壊されます。
雪像の解体風景も実は隠れた名物イベントなので、時間のある方は見学しに行ってみては。
今年は2会場のみの開催でしたが、今回開催見送りとなった「つとーむ会場」での開催や「食の祭典」の逸早い復活を願いつつ、来年以降の開催にも期待したいです。
みなさんもぜひ、冬限定の芸術を堪能できる一大イベント「さっぽろ雪まつり」に足を運んでみてくださいね!