見どころいっぱいの北海道旅行。
広い北海道内を全て周り切るには何泊しても足りないぐらい。でも、もし札幌周辺で2〜3泊くらいの旅行を考えているなら、1泊は『小樽』で過ごしてみてはいかがですか?
小樽は札幌からも近い隣町ですが、札幌とは全く違ったノスタルジックな表情を見せる街並みが魅力。おいしい味覚も満載ですよ!
小樽に行くなら1泊すべき5つの理由!
観光で小樽に行くなら、1泊するのがおすすめ!
札幌から日帰りでも行き来できる小樽ですが、観光で行くならぜひ1泊してゆっくりすごすのがおすすめ。
泊まるからこそ出会える景色やグルメ、体験があるのが『小樽』なんです。その「1泊すべき5つの理由」について、まとめてみました!
① おいしいグルメが多すぎる!
小樽には美味しいグルメが盛りだくさん。
とても日帰りでは味わい尽くせないのです!
寿司や海鮮丼など新鮮な魚貝類を提供してくれる飲食店が数多くあります。豪華にカウンター席のお寿司やさんもいいですし、リーズナブルに楽しむなら回転寿司もおすすめです。回転寿司でも本州とは比べ物にならないクォリティーのお寿司が食べられますよ。
また近年では北海道の牛乳を使用したミルク感たっぷりのアイスクリームや、小樽限定のスイーツも人気で数多くのお店が出来ています。
② ライトアップされた夜景も魅力!
美しい夜景にゆっくり浸るのは、小樽で宿泊した人の特権!
小樽の夜はノスタルジックな街並みがより一層と魅力的に映る時間。
観光地として一番人気の小樽運河は、夜には美しくライトアップされます。運河沿いの散策路をガス灯が優しく照らし、赤レンガや石造の倉庫群がライトアップされ夜の風景に浮かびます。
また、小樽・天狗山からの小樽の夜景もおすすめです。札幌・函館と並び北海道の3大夜景に数えられる小樽の夜景。天狗山からは小樽の海岸線と街の灯りのコントラストが美しい夜景が広がります。
③ ガラス細工やオルゴール作り体験、クルージングなどアクティビティが楽しい!
小樽には、「ガラス細工」や「吹きガラス」、「オルゴール作り」などクラフト系の体験はもちろん、「運河クルーズ」や「海釣り」などのアクティビティが盛りだくさん!
最近は、『青の洞窟クルーズ』で、海水によって浸食された地形に太陽の光が差し込み、海面が青く輝く洞窟へボートで向かうアクティビティが大人気!
体験/アクティビティも楽しむなら、小樽で1泊してゆっくり滞在するのがマスト!
④ 札幌と比較しても宿泊費があまり変わらない!
観光の街、小樽にあっても宿泊費は札幌と変わりません。
札幌の方がホテルが多い分、ビジネスホテルなどリーズナブルに泊まれるホテルなど選択肢は多いのですが、主に観光で利用するシティホテルの相場は、実は札幌とあまり変わりません。
小樽らしい石造りでノスタルジックな雰囲気がステキなホテルなど、札幌とはひと味違った楽しみもあるので、そういったホテルだとむしろ満足は高いですね。
時期にもよりますが、小樽は札幌よりも宿泊費が割安になるなんてこともあるようです。
⑤ ちょっと足を伸ばすにも、小樽からの方が楽!
ちょっと足を伸ばした観光にも、小樽からだとアクセスがラク!なスポットがたくさんあります。
たとえば、近年NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」で有名になった余市には、ドラマのロケ地になったニッカウヰスキー余市蒸留所があります。
ここには札幌から行くとちょっと距離がありますが、小樽からならすぐです。
「積丹ブルー」とも呼ばれる、青く透き通った海は積丹半島の岬から見るのがおすすめ。その美しい海の景色も見に行くにも小樽からだと近く感じますね。積丹は“うに”の漁獲高も日本一。積丹で食べるウニ丼は絶品ですよ!
小樽への行き方
小樽は札幌中心部から40kmほど離れた隣町。
札幌からだとJRで30分ほど。車なら高速道路を利用すると1時間弱、一般道だと1時間半ほどです。
新千歳空港から小樽に直接行く場合も小樽駅行きの快速エアポートだと乗り継ぎもなく便利です。
小樽は札幌からもとても近いので旅行もセットで楽しむといいですね。観光だけでなく、札幌市民もデートやドライブで気軽に行けて楽しめる街です。
車の場合、人気の観光地付近の駐車料金がやや高め。観光で小樽に1泊するなら宿泊先の駐車場が利用できれば割安になりますので、あらかじめホテルに確認しておくといいですね。
見逃せない!小樽で行っておきたいスポット
小樽運河
北海道開拓の玄関口として発展してきた小樽港。港で取り扱う荷量が多くなり運搬作業を効率的に行うため海面を埋め立てることで出来たのが「小樽運河」です。
運河とそれに沿い建てられた石造倉庫群は当時の姿のまま現在も残されていて、レストランやお土産店として営業されています。国道を挟んだ運河沿いにもお土産店や飲食店がずらり。運河周辺は小樽観光のメインストリートです。
運河の散策路には63基のガス灯が設置され夕暮れ時からはガス灯が灯り、ライトアップされた石造倉庫群が夜の景色に浮かぶ様もノスタルジック。
ガス灯 点灯時間
堺町通り
運河沿いの国道と並走する一本入った仲通。
蒸気時計があるメルヘン交差点から、北のウォール街へ向かって伸びる約900メートルの「境町通り」はたくさんの雑貨店、カフェ、お土産品店が並ぶ人気のエリアです。
小樽ガラスで有名な「北一硝子」や「オルゴール堂」、たくさんのローソクを扱う「小樽キャンドル工房」も有名ですね。いまや小樽を代表するスイーツ店「LeTAO(ルタオ)」の本店もここにあります。他にもおしゃれな雑貨店やカフェも多くあります。
新鮮な素材を使った魚介料理店では店頭に並んだ新鮮な魚介類位をその場で食べられたり炉端焼きもあり、食べ歩きを楽しむことも。
小樽運河からもすぐなので、セットで行くといいですね。観光に小樽に来た際にはマスト。
天狗山
標高532.4メートルの「天狗山」
山頂の展望台からは小樽の街並みと小樽湾が一望できます。小樽の街並みと街並みと海岸線のコントラストが絶景です。
山麓から山頂までの全長735mは30人乗りのロープウェイで約4分。12分間隔(混雑時には6分間隔)で運転されています。大人往復1,200円で21:00の下りが最終。その他、雪のない季節は車で行くこともできますが、冬期は通行止めなので注意して。
夜には、札幌・函館と並び北海道3大夜景に選ばれた小樽の夜景が眼下に広がります。港町ならではの美しい夜景も楽しんで。
ニッカウヰスキー北海道工場・余市蒸溜所
NHKの朝ドラ「マッサン」の舞台であり、モデルになったニッカウイスキーの創業者、竹鶴政孝が本格スコッチウイスキー作りを学んだスコットランドに気候や環境が似ていると、夢への出発点として選んだ北海道余市。
余市は小樽の隣町。「小樽駅」からJRで30分ほどで「余市駅」に到着します。余市蒸留所までは駅から徒歩で2,3分ほどです。
この工場では日本でのウイスキー作りの歴史が学べる博物館のほか、工場見学のツアーも行われています。売店ではここでしか手に入らない限定商品もありますので、旅行の思い出、記念にいいですね。限定のミニボトルはお土産にも喜ばれそうです。
なんといっても工場見学の人気No.1は試飲。”シングルモルト余市“や“スーパーニッカ”、“アップルワイン”が一人各1杯ずつの試飲が無料で楽しめます。氷や水、炭酸水もありますので、自分好みの飲み方が選べます。車で行くとドライバーはアルコールの試飲はできませんので注意して。
小樽の街について
小樽はかつて、港町として漁業はもちろん、北海道で採掘された石炭の輸送やロシアとの貿易により栄えた商業都市でした。
明治から大正、昭和初期には「北のウォール街」とも呼ばれるほど多くの銀行が建てられ、日本銀行の小樽支店もあったほど。北海道経済の中心地であり、札幌を凌ぐ経済力を持っていたほどです。
しかしその後、ニシン漁の不漁や貿易港としての役割を終えた小樽は徐々に衰退していきました。
現在では、かつて栄えた時代の面影が残るノスタルジックな街並みが人気の観光地として、多くの人を魅了しています。
有名な「小樽運河」や「赤レンガの倉庫群」はその名残りです。また、人気の「小樽ガラス」は、漁で栄えた時代にガラスで浮き玉が作られガラス産業が発展していたことに由来します。
もちろん、小樽といえばお寿司や海鮮丼。
最近では小樽のスイーツも人気になっていて、美味しいグルメも盛りだくさんですよ!