2022年5月、桑園エリアにオープンした「高橋バーガー」。

オーナーの高橋さんは、これまで南区・簾舞のスケートボードパークで講師をしながら、間借り形式でオリジナルハンバーガーの販売をしていました。

念願の自店舗を構えた今は、奥様と2人で仲良くお店を切り盛り。

北海道らしい食材を多用した新メニューが次々と生み出されています。

通もうなるおいしさ！ラムや鹿などの「ジビエ」をパティに使用

ハンバーガー通の友人に紹介され初来店！珍しい「鹿」のハンバーガーに舌鼓

「高橋バーガー」を知るきっかけとなったできごとは、別件の取材のためにたまたま訪問したこと。

この日の取材の相手は、全道各地や北海道外にまで足を延ばし美味しいハンバーガーを食べに行っている「ハンバーガー通」の友人。

彼の取材をするためにおすすめのお店へ連れて行ってもらったその場所が、当時高橋さんが間借りバーガーショップを営業していたスケートボードパーク「NUGGETS」でした。

「間借り営業のお店でありながら、ユニークで本格的なハンバーガーを食べられる」と、通の友人も太鼓判を押すほど、当時から知る人ぞ知る注目のお店だったようです。

メニューを見せていただいてまず気になったのが、“最初にパティを選ぶ”ということ。

これは現在の店舗でも同様の提供スタイルなのですが、「ビーフ」「ラム」「鹿」の3種類の中からメインとなるパティを選び、ハンバーガーをオーダーします。

「ビーフ」は一般的だし、「ラム」は他のお店で食べたことがあるし…と、悩んだ末に決めたのは、「鹿」のパティを使ったハンバーガー。

この日は数量限定で「鹿のラグーソース」がトッピングメニューにあったので、そちらを追加して「鹿づくし」のハンバーガーを作ってもらいました。

初めて食べた鹿肉のハンバーガーは、ジビエ特有の臭みはなく、ややあっさりとしたあじわい。

これまでそれなりにグルメバーガーを食べる機会はありましたが、久しぶりに感動レベルのハンバーガーを食べることができて感無量！

すっかりお気に入りのお店となった今は、時折桑園のお店へ足を運び、次々と生み出されていく新作バーガーに注目しています。

おすすめはカウンター席！目の前で調理される臨場感にワクワク

現在の店舗は、JR桑園駅から南へ7分ほど歩いたところにあります。

元々喫茶店だった店舗を居抜きで利用しDIY。

間借り営業時代からコツコツと、ほぼ高橋さん1人で手を加えていき、こだわりがあふれる素敵なお店になりました。

店内には、ヴィンテージのデザイナーズチェアや、足踏みミシンの脚を使ったレトロなテーブルが並んでいます。

カウンターの上に目立つカラフルな柱は、カットしたスケートボードをアートのように並べてアレンジしたもの。

おすすめの席は、調理風景を眺めることができるカウンター席。

カウンターのすぐ奥に鉄板が配置されているので、パティが焼けるいい香りがすぐそばから漂ってきます。

それぞれのハンバーガーが組み立てられていく様子は立体パズルのようで面白く、思わず見入ってしまいそう。

大きめのバンズは、白石区の「大吾ぱん」へ特注したオリジナルのもの。

表面の艶感と適度なパリパリ感、中のふんわりとした食感と小麦の香りが食欲をそそります。

「ラム」のパティを使った「チリバーガー」は900円（税込）。

高橋バーガーの常連さんの多くがオーダーする人気の組み合わせなのだとか。

このボリュームで1000円以下はかなりリーズナブルではないでしょうか。

トッピングメニューも充実していて、パティをさらに1枚追加する「追いパティ」は300円（税込）。

そのほか、「プルドポーク」や「BIGベーコン」は200円（税込）、アボカドは150円（税込）。

「チーズ」「チリ」「テリヤキ」「エッグ」「パイン」などライトなものは各100円となっています。

ベースのハンバーガーに自分好みのトッピングを追加して、オリジナルのハンバーガーを楽しむことができるのはうれしいですね！

ぜひみなさんも、自分の好きなトッピングを組み合わせて“最高に自分らしい”ハンバーガーを作ってみてください。

“実家”とのコラボも！どんどん進化を重ねる「高橋バーガー」の今後に注目

高橋さんのご実家は名寄市で農業を営んでいて、「実家の農産物を使ったメニューを作りたい」と以前から話していました。

その第1弾として8月に限定販売されたのは、名寄市風連産のもち米を使った「鹿肉のローストライスバーガー」。

Instagramでこの商品の発売が告知され、どうしても食べたくてさっそくお店へ向かいました。

その後も“マンスリーバーガー”として毎月新作が登場し、ますます目が離せなくなった高橋バーガーの動向。

「冬ごろには“ヒグマ”の肉を使った商品も作りたい」という今後の展望も聞くことができたもで、「ヒグマバーガー」の登場を楽しみに、今後にさらなる期待をしたいと思います。

みなさんも美味しいジビエバーガーを食べに、「高橋バーガー」へ足を運んでみてくださいね！