「北海道=寒い地域」というイメージから、避暑を目的に夏の旅行先として選ぶ方が多くいます。

確かに北海道は寒冷な地域ですが、夏が涼しいかどうかはまた別の話。夏に訪れる方は、気候について軽く知識をつけておくのがおすすめです。

そこで今回は、北海道の夏の気候や夏に訪れるべき理由、おすすめのエリアなどをご紹介します!

「北海道は夏でも涼しい」って本当?旅行前に知りたい気候の話

避暑が目的ならエリアと時期がポイント

本州在住者のなかには「北海道は夏でも涼しい」というイメージを持っている方もいることでしょう。

ですが実際のところ、北海道はエリアによっては30度を超える真夏日もあり、何も知らずに訪れると「意外と暑い…」とギャップを感じることも。

ただ東京のようなジメジメとした蒸し暑さはなく、さらに本州と比べて暑い期間が短いのがポイント。また道東など一部のエリアでは、夏でも気温があまり上がらないため快適に過ごせます。

そのため避暑を目的に訪れる場合は、時期とエリアを考慮することが大切です。

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たとえ暑くても訪れたい!北海道の夏が魅力的な理由5選

夏の北海道が意外と暑いと知り、がっかりした方もいるかもしれません。

ですが、たとえ暑くても訪れたいと感じるほど、夏の北海道にはたくさんの魅力があります。

⑴ 夏限定のグルメを堪能できる


数多くのご当地グルメが存在する北海道ですが、夏だからこそ堪能できる旬のグルメにも注目したいところ。

特に夏が旬のウニは確実に押さえたい定番の品で、市場や食堂に足を運べばリーズナブルな価格で味わえます。

さらに暑い日にぴったりなご当地ソフトクリームの販売も始まり、紫色のラベンダーソフトなど北海道らしさが満載なメニューを道内各地で見かけるように。

そのほか、札幌の大通公園では焼きとうもろこしが販売されるなど、夏限定グルメを楽しめます。

⑵ ビアガーデンで暑さを吹き飛ばせる


夏に札幌へ訪れる際、絶対に参加したいのが大通公園で開かれるビアガーデンでしょう。

公園内には各ブースが用意され、それぞれのブースで異なる銘柄のビールを注文できます。ビールのほかにもフード類が販売され、購入後はテーブル席で風を感じながら飲食が可能です。

大通公園以外にも、夏の札幌市内ではビアガーデンがあちこちで開催されるので、屋外の爽やかな風と冷えたビールで暑さを吹き飛ばしましょう!

⑶ 夏にしか出会えない絶景に出会える


畑一面が紫色に染まる富良野のラベンダー畑や、透明度抜群の美瑛の青い池など、夏の北海道では自然が織りなす絶景を堪能できます。

また田園風景や壮大な山々など、ただの道でさえ絵になるのが北海道の魅力。特に斜里町の「天の道」は、延々と地平線が続く光景が素朴ながらも絶景だと話題を呼んでいます。

定番の絶景スポットだけでなく、北海道旅行の際は人が少ない田舎道をのんびりとドライブするのも良いかもしれませんね。

⑷ 思い出作りにぴったりなイベントが開催される


夏の北海道ではイベントが多数開催されるため、開催日に合わせてぜひ足を運んでください!

花火と音楽の融合が芸術的なモエレ沼芸術花火や、鬼が踊る姿を表現した登別地獄まつり、音楽フェスのライジングサン・ロックフェスティバルなど、全国的に有名なイベントが数多くあります。

2020年・2021年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止のイベントも多いですが、小規模で開催しているケースもあるので、スケジュールをチェックしましょう。

⑸ アウトドア・レジャーで自然と触れあえる


夏の北海道では、ダイビングやクルージング、ラフティング、乗馬などに挑戦できます。

なかには冬でもできるアクティビティもありますが「極寒のなかで挑戦するのは少し…」という方も多く、できれば気温が高い夏場に楽しんでおきたいところ。

特に小樽の青の洞窟はコバルトブルーの海が幻想的だと評判なので、小樽エリアを旅行する方はぜひ参加してみてくださいね!

夏の北海道旅行におすすめのエリア3選

① のどかな田園風景に出会える、富良野・美瑛


北海道のなかでも、トップクラスの人気を誇る富良野・美瑛。冬の旅行先としても有名ですが、おとぎ話の世界に迷い込んだかのような夏の景色も評判です。

ラベンダー畑で有名な富田ファームや、カラフルな花々が咲き誇る色彩の丘、キラキラと輝く青い池など、SNS映えするスポットが人気を集めています。

富良野・美瑛エリアには田園が多いので、ただドライブしているだけでものどかな空気に癒されるはず!

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② ビールにジンギスカン!夏の定番を満喫できる、札幌・小樽


家族や友人とワイワイ盛り上がりたいなら、札幌・小樽で決まり!

特に札幌には大通公園のビアガーデンはもちろん、ジンギスカンとビールの両方を堪能できるサッポロビール園など、夏の定番グルメスポットが数多くあります。

小樽に訪れるなら、クルージングに参加したり夜の運河を眺めたりなど、ロマンティックなひとときを過ごすのもおすすめのプランです。

③ 避暑を求めるならここで決まり!釧路・根室


釧路・根室は、「涼しいくしろで避暑生活」を宣伝文句として長期滞在者を呼び込むほど涼しいのが魅力。

7月・8月の最高気温は20度前後で、暑苦しさが感じられないため快適に過ごせるでしょう。

観光地として魅力的なスポットも多く、雄大な自然や野生動物に出会える釧路湿原や、透明度が抜群の摩周湖、リフレッシュにぴったりな阿寒温泉などがあります。

涼しい気候のなかゆったりと過ごしたいなら、釧路・根室エリアへ足を運んでみてはいかがでしょうか。

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夏の北海道を楽しむための情報収集を始めよう

広大な北海道はエリアによって気候が異なるため、どのような服装が適しているのか事前に調べておくと良いです。

また各地で夏限定のグルメが提供されたり、イベントが開催されたりするので、夏の北海道旅行を思いっきり楽しむためにも、事前に情報収集をしておきましょう!